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真夜中の焙煎機

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七つの夜 真夜中の焙煎機ー33

七つの夜 真夜中の焙煎機ー33

独裁者はいずれ滅びていくものだから、そう彼は言い残して、闇の中に紛れ込んだ。

そして今、目の前には私が知らない彼がいる。

国民よ、武器を取って抗おう 祖国の為に!

時代はいつからか、私を追い越して行った。

そして、二度と聴きたくない歌が聞こえてくる。

その声にあの日の景色が蘇る。

七つの夜 真夜中の焙煎機

七つの夜 真夜中の焙煎機

すっかり夜も更けたことだし、さてと・・始めましょう。

電源を入れるとゆっくりとファンが動き始める、そして点火。

300度くらいに温度があがり、温まったところで一旦火を消す。

100度くらいまで下がったところで、準備しておいた生豆を入れて、再び点火。

徐々に温度が上がっていき、生焼けからの匂いから、徐々に豆の良い匂いへ変わっていく。そしてパチパチと爆ぜる音。

1爆ぜから2爆ぜへ、そして火止

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