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銀河鉄道に乗って

満天の星の海で
僕は懐かしさに溺れる
支配できない感情の波は
ある筈のないレールを映す
透き通った銀河の鉄道に
僕を乗せてくれないか
君はあの頃のままの笑顔で
僕に手を振るだろう
君に話したいことが沢山あるんだ
幻想的な世界に棲んでいる君は
もう歳を取ることはないんだね
あの時誓った南十字星まで
僕を乗せてくれないか
君のいない世界は
色褪せてしまったけれど
無情に見えた時間はゆっくり
哀しみを癒やしてくれた
僕はもう大人になったけれど
心はあの頃のまま
君を好きだった
少年のままだから






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