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願いを叶えてくれるスピードと行動力には愛と漢気が詰まっている

わたしが最近一番共感したフレーズを紹介します。

願いを叶えてくれるスピードと行動力には愛と漢気が詰まってる。

Twitterで見かけたツイートのこの一文に、なるほどな。と思いました。
男として意識していなかった相手を「この人と付き合うかも。」と思ったきっかけについてのツイートでした。
そのツイートに対するコメントも面白くて、行きたいと思っていた場所の話をしたらその週末にチケットを取ってくれたとか、付き合う前の何気ない会話を覚えてくれていてプレゼントをしてくれたとか(キッチン雑貨とか、DVDのような日常的なもの)。
何気ない事なんだけれど、誰にでもできる事ではなくて、だからこそされた側は一気に心が動かされるんだと思います。

わたしにも覚えがあります。

今の彼と付き合うかも、と思った理由も似たようなものでした。
出会った時から相手からの好意は感じていたけれど、気が付かないふりをして適当にあしらっていました。その時わたしには別に気になる人がいたから。
でもその人とはうまくいっていませんでした。よくあるパターンで連絡は来ないし不安でいっぱい。コロナが流行り出した時期だったこともあって中々会えない。距離がどんどん離れていく。

そんな時も今の彼は変わらず連絡をくれました。
わたしが負担に思わない、とてもいいペースでわたしを誘ってくれました。
いつも強がって弱みを見せることが出来ないわたしが人前ではじめて泣いたのも彼の前でした。

何となく彼の存在が大きくなって来た頃に、好きだった人と離れることにしました。理由はたくさんあるけれど、いつも連絡を待つばかりの自分が情けなくて楽しくなくてこのままこの関係を続けることのメリットを感じられなかったからでした。
曖昧でした。付き合っているわけでもない。
今思えばどうして彼のことを好きだったんだろう。どこが良かったんだろう。何に執着していたんだろう。

今の彼と「付き合うかも。」と思ったきっかけについて話を戻します。

お盆の時期でした。わたしは職場を変わることになり、不安でいっぱいでした。
上手くいくだろうか。人間関係の不安、仕事に対する不安、新しい場所に馴染めるかどうか環境に対しての不安。
母親の前では元気一杯に見せていたけれど、本当は不安でいっぱいで怖くてたまりませんでした。

その時に頭に浮かんだのが彼でした。
素直に、会いたいと思いはじめて彼に電話をかけました。
あれは夕方くらい。確か18時を過ぎていました。前触れもなく突然かけたので電話口の彼はとても驚いていて、でも嬉しそうだったのを覚えています。

彼の家はわたしの家と車で30分くらい離れていて、会う時は専らわたしの家の近くまで車で迎えに来てもらう流れでした。
話の流れで彼は食事を終えていること、お酒も飲んだことを知りました。(彼は飲むのが好きな人)(わたしも好き!)わたしは仕方ないと諦め彼を誘うセリフを飲み込んで、そっか。と返しました。
すると彼は深く聞かずに、「少し時間かかってもいい?」と。

彼はきっとわたしが電話をかけてきた時点で気がついていたのだと思います。

彼はその後すぐに支度をして家を出て電車に乗ってわたしの元まで来てくれました。普通に聞こえるかもしれませんが、普段電車には一切乗らない彼です。
10代の頃から車での生活が全ての彼が電車に乗って来てくれるなんて想像もしなかったことでした。(ICカードも持っていない彼が!)(電車とか乗れるの?レベルで思ってました)(ゴメンネ!)

その後行きつけのイタリアンのお店まで二人でタクシーに乗って行きました。
美味しいビールを目の前に「飲みたかっただけだろー!」と茶化してくる彼が心地よくて、何だか嬉しくて、わたしは胸があったかくなったのを覚えています。

その日をきっかけにわたしは彼を男として見始めたのだと思います。
男というのは大袈裟かな。
この人はわたしにとって必要な人かも、という気持ちになったのは確かです。
彼はわたしに安心をくれました。嬉しいときはもちろんですが、寂しいとき、不安なときにそばにいてくれました。

願いを叶えてくれるスピードと行動力。

ここには愛と漢気がたくさん詰まっている。確かになぁ。


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