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映画「スパイの妻」を観ました。(ネタバレあり)

映画「スパイの妻」を観ました。
ティーバーで何かのテレビ番組を見ていた時に蒼井優さんが宣伝で出演されており、ちょろっと紹介されていたので興味を持ちました。
現在、日比谷の東京宝塚劇場では花組の「はいからさんが通る」が公演中で、そちらではハイパースタイルで日本陸軍の軍服を着こなすタカラジェンヌさん達を観られますが、通常の日本人体型の日本陸軍の軍服も久々に観たいしな、という感じで。

一部、ネタバレを含みますのでそれが嫌な方は読み進めるのをやめてください。

ネタバレじゃないから先に言いますけど、ずんのやすさんは何処に出てたの?????(*^o^*)



結論から言うと、軍服はそんなに出てきませんでした。
まぁ、タイトルからしてスパイだったら軍服は着ないでしょうしね。
いやね、昔、同じように日本軍の軍服観たいしな、という感じで観に行った「汚れた心」という映画はブラジルに移住した日本人達のお話だったのでほんと軍服ちょこっとだったので…。
あと、「海賊と呼ばれた男」も軍服ほとんど出てこない…。こちらに関しては堤真一がちょうかっこよかったのでオールオッケーでしたが。

「スパイの妻」は、観ていて、途中から「えっ!?まさかこれ、胸糞バッドエンドじゃないよね?」ってソワソワしました。
時代が時代なので、別にハピエンを求める訳ではありませんが胸糞は辛いな…と心配しちゃいました。
一応、胸糞エンドではないと私は判断しました。

しかし、あの、結局、スパイじゃない…んです…よね???
タイトルの意味って…?

観たあとで監督のインタビュー記事を読んだんですけど、「え、あれ騙し合いだったの!?」ってなりました。
お互いに相手を守る為の、まぁ…方便というか。
騙し合いという言葉って、私は相手を想う心からは出てこないという認識でいたので驚きました。
そうだとしても、なんか別に騙し合ってなくない???

妻を守るために敢えて軍へ密告して妻の密航を失敗させてエンド、だと確かにありがちというか、敢えてその後を描くというのもなるほど、とは思いました。
「私は一切狂っていないんです。それがこの国では狂っているということなんです。」という言葉は非常に真理をついている。

全体的には戦争の緊迫感を具体的に感じるシーンは多くないし、空襲のシーンもそんなに具体的な描写じゃないんですよね。
でも、悲鳴とかがすごく耳について、うう…となりました。

あと、私は舞台「墓場なき死者」のトラウマがあるので、あの拷問シーンは無理でした…。

直接に惨いシーンはないけど、演出が結構きつい…。

そして、空襲のシーンは映画「白痴」を思い出しました。
あと、観てないんですけど「確か映画の幕末太陽傳ってなんか主人公が土手だかを走って行って終わるんじゃなかったっけ」とか思い出したりしてました。

ラストの字幕はいっそ無かった方がいいんじゃないかと思いました。
ノンフィクションみたいな感じにしてるけど、作品としてはフィクションだしなんか…描ききれなかった分をどうにかしようとしてるだけと感じちゃうな…。
突然のストーリーテラー!?(身内ネタ)レベルですよ。
結局、大望を果たしたかどうかの言及もないし…。
そして、一応おおまかな歴史の流れくらいは知っているのでそれを鑑みると大望を果たしたとしてその後に訪れたことを考えると、ちょっとなんだかなぁ…と。
そういう検証ってしないものなんですかね?

ミニシアターだっけ?というラストで、よくこのキャストでやれたなぁと思ったし、制作著作NHKにびっくりしたんですが、NHKでのドラマが先らしいですね。
ドラマならギリ…の内容なんでしょうか。

こう…全体的に悶々としつつエンドロールを眺めていたら…

ずんのやす

…???(*^o^*)

ずんのやす

……?????(*^o^*)(*^o^*)

ず ん の や す

何処に出てた!!!????????
ツイート検索しても、気付かなかったという人ばかりでまじで気になってしまって、最早作品自体の色々アレコレよりもずんのやすさんばかりが気になっています。
悔しい…!!!!

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