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ノンフィクションだからこその衝撃の結末。(感想:マイケル・フィンケル「美術泥棒」)

マイケル・フィンケル著「美術泥棒」を読みました。

この本を知ったきっかけは積読チャンネルというYouTube動画です。

面白おかしく時々うんちくを交えながら様々な本を紹介するこのチャンネルで紹介され、まんまと購入しました。
今回はこの「美術泥棒」について、ネタバレを交えながら書いていきます。

内容紹介
〈 稀代の窃盗狂か、恐るべき審美家か? 〉
ヨーロッパ各地から盗んだ美術品、実勢3000億円。
そのあまりに華麗な手口と狂気的な美への執着を暴く、第一級の美術犯罪ノンフィクション。
若くして手を染めた美術品窃盗の道。
使う道具はスイス製アーミ―・ナイフ、ただ一本。
欧州を股にかけ恋人と盗みに盗んだ、輝くような日々。
屋根裏部屋に飾っては眺め、撫で、愛し、また盗む。
その先に待ち受ける想像を超えた結末とは……。

美術品に魅入られてしまったブライトヴィーザーという青年が欧州各地の美術館から様々な美術品を盗み出した事件についてのノンフィクションですが、余りにも現実離れしすぎていて小説を読んでいるかのような感覚になるのですが、最後まで読むと少しそのことにゾッとします。


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