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「小型小売業」 スィーツの仕掛け時期

昨年Twitterで3月3日ひな祭りはスィーツ・デザートが売れるので仕掛けましょうね。という話をしました。その後売れた!!とのDMを沢山頂きましたので本年は早めにリライト・tweetしておきます。
小売業界隈ははなかなか忙しく、2、3月は気温対応だなんだ、調理麺などの増量だなんだ「ひなまつり」でスィーツを気にする店が少ないのが現状です。しかし・・・昨年のクリスマスの検証はしましたか?2個入りケーキや・・少し大きめの3号ケーキ、ブッシュドノエルなど過去にないくらい売れたのではないでしょうか?これは毎年のトレンドです。※何気に普通のホールケーキを展開していた店が多かったのは謎なのですが。

そしてプチクリスマス的な販売が発生するのが3月3日となりますので今のうちに作戦を立てておきましょう。

過去のひな祭りスィーツ販売検証

さて、某小売チェーンの昨年3月5日までのスィーツ販売状況を検証してみましょう。※スィーツ=チルド帯デザート商品

2月販売平均を100%とした時の販売伸び

該当チェーンは残念ですが積極的に仕掛けているわけではなく。。日々の発注のルーティーンで発注をしていたようです(残念です)。が、実売状況は2月の120%を超えています。このように、年間行事で伸びる分類が年間何日か存在します。365日中何日強みを持てる店舗に出来るか?それもコンビニ各店舗の地力かなと感じます。

ひな祭りのマーケット

参考までにコロナ前の3月3日某エリア「コージーコーナー」さんの状況です。クリスマスの次にケーキが売れるマーケットです。特にコロナ禍にて洋菓子屋にとって替わるべきコンビニでスィーツの品ぞろえ十分にが出来たかどうかは自問自答が必要だと思います。

3月3日コージーコーナー混雑状況

実は3月3日だけではないスィーツマーケットチャンス

ひな祭りが終わり、じゃあスィーツはもういいのね。
では実にもったいないです。月間で考える癖を付けましょう。
短期志向、中期志向、長期志向の時間軸で発注を考えると今より更に売上を伸ばすことができるのです。少し古いデータになりますが以下にケーキなどの月間別消費量を添付します。

月別洋菓子消費量データ

これが一番重要です。3月3日のひな祭りをきっかけに3月、4月、5月は12月を除き高い推移で洋菓子が売れやすい時期に入ってきます。週末の発注のみならず、新規商品や展開方法を今のうちに見直しておきたいですね。

仕掛けるべきは・・・2個入りケーキ。少し大きめ3号くらいのプチホールケーキです。商売はニーズに応えること、経費の厳しい状況ですが売れる環境の時は・・・・売りましょう。商売ですもの!



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