48作目:プロ

「ありがとう」
 男はプロにかつての共犯者の始末を依頼した。放置していてはいつ情報をバラされるか分からないからだ。報酬を渡し、車に乗り込む。これで心置きなく暮らせる、と帰路へ。
 殺し屋は男の車を見送る。もちろん細工済み、ブレーキは効かない。彼はプロだ。どこにも証拠を残す訳にはいかない。

サポートいただけると、作品がもっと面白くなるかもしれません……!