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ドラえもんを読んだらタワーマンションが買えた。08

御利益の話は一旦置いて…

少し話を変えましょう。アメリカが世界一のコンピュータ王国になるために、最も貢献した人は誰でしょうか?

私は、元FBI長官のジョン・エドガー・フーバーだと思います。

ジョン・エドガー・フーバーの功績

フーバーは1930年代、ギャングがアメリカに横行していた時代に、彼らを取り締まって名を上げました。彼は全米中を盗聴し、FBI内にファイリングシステムを確立しました。そのファイルには「Official(公式)」と「Confidential(機密)」の2種類がありました。

機密ファイルには、大統領、政治家、宗教家など国に影響を与える人物の秘密が詰まっていました。例えば、女性との関係やホモセクシュアルな関係、賄賂の受け取りなどです。これらの情報を使って、フーバーは有力者を脅し、アメリカを牛耳っていたと言われています。

ファイリングシステムの重要性

この「ファイリングシステム」こそ、いまのアメリカを「世界の王」にしたものだと思います。フーバーは、コンピュータがまだ存在しない時代に、全米から集めた情報をデータベース化しました。これがアメリカの情報力を高め、コンピュータの発展に大きく寄与したのです。

フーバーのおかげで、アメリカ中の重要な情報はほとんどすべてパソコンで見られるようになり、アメリカ国民のコンピュータリテラシーも非常に高くなりました。

アメリカと日本の違い

現在、アマゾンは90%以上の書籍を電子化することに成功しましたが、日本はまだそのレベルには達していません。日本でよくデータベース化されているのは、ぐるなびや価格ドットコムのような「どこの店がおいしい」「どこの店が一番安い(送料込み)」といった、あまり重要ではない情報ばかりです。 

クラウドやiPhoneのような「黒船」が日本に上陸しても、パナソニックやソニーがこれに太刀打ちできないのは、日本にはクラウドを包む文化やシステムがないからです。

結論 

フーバーが確立したファイリングシステムは、今のアメリカの情報力の基盤となり、アメリカをコンピュータ王国にした大きな要因です。このシステムがなければ、アメリカは現在のような情報社会を築くことはできなかったでしょう。日本も、このような情報の価値を再認識し、クラウドやデータベースの重要性をもっと理解する必要があります。

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