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ドラえもんを読んだらタワーマンションが買えた。03

自分の話

ドラえもんの話はいったん置いておいて、少し私の話をします。

あなたの職業は?と聞かれたとき、なんと答えているのか?仕事関係で知り合った方には、コンサルティングや企業の顧問をしていると言いますが、これでは普通の人には何をしている人か、全くわかりません。

日本ではコンサルティングという職業はあまり根付いておらず、個人でやっている人はうさんくさいと思われがちです。実際、私も「売り上げを10倍にします」なんて言うコンサルタントが来たら、(ブログでよく見かけますが)100%詐欺師だと思いますから!

それに、私の経験から、儲かる仕事は人に教えないのがビジネスの鉄則だと思います。もし本当に儲かるなら、なんであなたが儲かっていないの?と聞いてしまいますよね。儲け話は人にしません、絶対に!だからこのエッセイを読んでも基本的には儲かりません。

私の仕事

話がそれましたが、私の仕事についてです。これは、仕事関係の方に読んでいただきたくて書いたものをエッセイ用に書き直しました。

私の仕事は「プロデューサー」です。テレビや映画のプロデューサーと同じだと考えてください。最近は企画書などの紙媒体は最小限にしか使わないので、映像のプロデューサーと考えていただいて結構です。

では何をプロデュースするのか?

それは、「ドラえもんの秘密道具」です!!またそれですか!!!

具体的な仕事

私がプロデュースしているものは、「どこそこの大学の教授が英知を込めて育て上げた技術」を投資家にプレゼンすることです。簡単でしょ?元手もかからず、誰にでもできて、実入りも大きい。

なら、なんでブログで公開するの?さっき、儲け話は人に教えないって言ったばかりじゃないか!・・・と思うでしょう?

そう、儲けの核心は教えませんが、自慢話はします。

お金持ちと技術者のギャップ

世の中には信じられないほどのお金持ちがたくさんいます。人口の0.3%は信じられないほどのお金持ちです(1000人に3人ぐらい)。その人たちはお金を使いたくてウズウズしています。

でも、99.999999%の場合、彼らは私たちを相手にしてくれません。

一方、世の中にはすごい技能や世界を変える技術を持っている人たちが多くいます。その人たちはその技術を大金に変えることができません。お金持ちは自分は選ばれてお金持ちになったと思っているので、どんなにいい技術でも説明が難しいと理解できません。お金持ちは必ずしも頭が良いわけではないのです。

人間は面白いもので、自分が理解できないものはインチキだと思いがちです。多くの研究者や開発者は、自分が頭が良く、凄いかを強調して説明します。これは「のび太」に出木杉くんが説教しているか、スネ夫が自慢しているようなものです。

スネ夫の自慢ならのび太はうらやましく思いますが、出木杉くんの説教なら聞きたくありません。

ドラえもんの秘密道具に変える

私はこの「出木杉くんの説教のような研究」を、あたかも『ドラえもんの秘密道具』のごとく相手に伝えることが得意です。そう、私は現在、ハリウッドのような映像をプロデュースして、いかに「小難しくてつまらない商品」を魅力的な『ドラえもんの秘密道具』に見せるかという仕事をしています。わかりやすいでしょ?

まぁ、くれぐれも言っておきますが、このエッセイには儲け話のたぐいは一切転がっていません。ご了承を。

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