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オンライン進路探求ゼミに大学生サポーターとして参加!

こんにちは。島根県立大学3回生の佐々木です。8月に島根県内の高校3年生向けに実施された「オンライン進路探求ゼミ」に大学生サポーターとして参加しました!その様子をレポートします。

「オンライン進路探究ゼミ」とは?

進路探究ゼミは、島根大学・島根県立大学の進学を総合型選抜・学校推薦型選抜(※注釈)に出願を検討している高校3年生を対象に、先輩との対話を通して、志望理由書の要素を抽出することを目的に実施されました。島根県教育委員会が主催で、(一財)地域・教育魅力化プラットフォームが運営されています。

 内容は、まず基礎編で3回でアドミッション・ポリシーや入試情報の読み解き方を学んだり、しまねの先輩大学生の受験時から現在までのストーリーについて聞いたりして、志望理由書をまとめていくための要素を見出すポイントを学びます。そして、応用編では先輩大学生との対話を通して、志望理由書をブラッシュアップしていきます。
先輩大学生としてのサポーターの役割は、高校生との対話役を担い、生徒自身の興味関心や大学で学びたいことなどの深掘り整理することです。今回、大学生サポーターが29名集まりました。

なぜ参加しようと思ったか?

 私は島根県内就職を考えるなかで、高校生以下を対象とする活動に関心を持つようになりました!そこで、地域・教育魅力化プラットフォームの事務局に今回のプログラムへの参加を薦めてもらいました。
 また、私が島根県立大学に進路を決めた時期が、高校3年生の夏休み明けと周囲よりも遅く、志望理由書を出す段階では大学の授業内容や特徴、自分の興味関心とどれくらい合っているのかなどがあまり分かっていませんでした。直前に慌てて準備した記憶があるので、これから受験する高校生には同じような思いをしてほしくないと思い、参加しました!

・サポーター向け事前研修の様子

 事前研修では、3人1組で高校生役・大学生役・2人の対話を聞く役に分かれて、練習を行いました。聞き役の人からアドバイスをもらったり、お互いが思った難しい点を共有したりして、全部で3回行いました。実際の流れをつかむことができて、改善点がわかったことがとても良かったです。普段高校生と対話をする機会や、相手の話を深堀していくことがあまりないのでどうやって会話したらいいんだろう・・・と不安でいっぱいでしたが、事前研修で他の人の会話を見たことや、不安を共有できたことで、リラックスして当日を迎えることができました!メンター同士のつながりも大事ですね!!

実際に高校生と会ってみてどう感じたか?

 当日、オンライン上に、高校生18人と大学生20人が集まりました。高校生と1対1での対話が始まる前にまずは自己紹介!最初の雰囲気が1番大事なので、上手くいかなかったらどうしようと不安でいっぱいのなか、いざブレイクアウトルームに!最初、高校生もガチガチに緊張していましたが、たわいもない話をきっかけにどんどん会話が弾んで、最初の不安が噓のように、すぐに話しやすい雰囲気になりました!

 自己紹介後、対話の時間がスタートです!事前研修を行いましたが、当日を迎えると緊張と不安でイメージ通りにするのは簡単ではありませんでした。次第に志望理由書をもとに、少しずつ質問をしていくと、好きなことや普段の活動について活き活きと話してくれて、次第に悩みもどんどん話してくれるようになりました!普段友達や後輩と話をするときのリラックスさをイメージしながら対話をすることを心がけていました。

 高校生の思ってたゴールにたどり着けたのか、自分との会話が役に立ったのかは分からないですが、少しでも参加して良かったと思ってもらえていたら嬉しいです!

大学生サポーターとして学んだ「対話」の大切さ

 今回の進路探究ゼミを通して、私は2つのことを学びました。

 1つ目は、慣れることが大事!ということです。対話のスタートはどうしたらいいんだろう?ってところから始まりましたが、事前研修、1回目の対話、2回目の対話と回を重ねるごとにコツをつかんで、次はどう工夫しようとか今日の雰囲気良かったから明日もやってみよう!と徐々に流れが自分の中で出来ていったので、慣れることが大事だと実感しました。

 2つ目は、対話の雰囲気づくりです。自己紹介の時に、対話しやすい雰囲気を作りやすくするために自分なりに質問や会話を進めて、まずは私自身が一番リラックスできる雰囲気づくりをすることが大事だと思いました。そのうえで、高校生が話しやすいように話を最後まで聞くことや、相槌、相手の意見を肯定することなどを意識して対話の雰囲気をつくることが大事だと感じました。


地域や教育に関心のある大学生に向けたメッセージ

 コロナ禍でなかなか思っていたような大学生活が送れていない人もたくさんいると思います。でも、大学4年間は一番自分に時間を使える時期でもあります。関心のあることややってみたいことを周りに話すことで、こういった活動に繋がってくるので、まずはどんな小さなことでも行動してみてください。地域には応援してくれている大人の方がたくさんいます!!

佐々木夢來
2000年生まれ。島根県出身。島根県立大学3回生島根出身で、将来的に地元の地域活性化に貢献したいと思い、島根県立大学総合政策学部に進学しています。現在、就職活動に向け準備中!

※注釈
「総合型選抜・学校推薦型選抜」
大学入試には、ここまでに説明してきた共通テストと個別試験による「一般選抜」のほかに、学校推薦型選抜(旧推薦入試)や総合型選抜(旧アドミッション・オフィス(AO)入試)等による「特別選抜」があります。
私立大学では現在、半数以上が旧推薦入試または旧AO入試による入学者となっています。また、国公立大学でも学校推薦型選抜や総合型選抜の導入は進んでおり、国立大学入学者の約17%、公立大学入学者の約29%が旧推薦入試・旧AO入試で入学しています。

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