【日本の薬草】ドクダミ活用術
和の薬草と言えばドクダミ!というくらいメジャーな薬草です。
ドクダミ茶を飲んだ記憶のある方も多いと思います。
古くからいろいろな用途で大活躍してきたドクダミ。伝わっている作用は数百を数えるとか。
ドクダミと言えば何といっても特徴的なあのニオイ。よくカメムシに例えられたりします。パクチーの香りにも少し似ていますね。あれが苦手という方も多いのでは?
ドクダミは美しい
葉っぱをよく見ると色は赤みがかっていて、形はかわいいハート形♡
梅雨のころに花を咲かせるのですが、花びらのように見える白いガクと黄色い花のコントラストがとても上品。十字に配置された4枚のガクを十字架に見立て、ヨーロッパでは教会の庭に植えられることも多いそう。実はドクダミは神聖な草なのです。
白くて可憐な姿は観賞用としてもおすすめ。梅雨時のジメジメを爽やかな気分にしてくれます。
レジャーにドクダミ
夏のレジャーで自然の中に入る時、どうしても虫に刺されてしまいます。そんな時の強い味方!あの独特の香り成分が効果を発揮します。ドクダミの葉を採って軽く揉みます。それを虫刺されの部分に擦り付ければ、、、あら不思議!瞬時にかゆみと腫れを抑えます。実はあの独特な香りこそが、とても強い抗菌作用の秘密!頑固な水虫にも力を発揮するんです。
ドクダミで美肌
ドクダミの花が咲くころ、花の部分を採取してチンキを作ります。
チンキとは薬草の有効成分をアルコールで抽出したもの。約一か月浸け込むと完成します。
ドクダミの花には美白作用があると言われます。
これをベースに夏の美白化粧水に!他にも手作りコスメの材料として一年中活躍します。
ドクダミを保存する
ドクダミを採取するなら梅雨のころがおすすめです。採取したら軽く洗って自然乾燥。ポイントは風通し!私が初めて保存に挑戦した年、乾燥がうまくできていなくてカビが生えてしまいました。残念ながら全て捨てることに。しっかり乾燥させて一年分のドクダミ茶を確保しましょう。
乾燥して保存しておけば入浴剤としても使用できます。
ドクダミを食す
4月頃のまだ柔らかい葉を天ぷらにすると、これが意外といけるんです。癖になりそうな味。わが家の“春の野草天丼”には欠かせない食材です。
東南アジアでは生春巻きにしたりもするそうです。
さすがに生で食べるのは抵抗がありますが…
ドクダミを使いこなそう
とっても使える万能薬草“ドクダミ”
古くから日本人の生活には欠かせない薬草でした。
日本中どこにでもあって見つけやすいのも嬉しいところ。
ぜひ活用してみてください。
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