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ビビリな私が初海外でベナンに行く話。


『3兄弟の中で1番臆病だったのに、いつのまにか大きくなったんだね。』

アフリカ=ライオンに食べられちゃう場所というえげつない偏見を持っているおばあちゃんに行ってきますの電話をした際に言われた。なんだか涙が出そうになった。

きっと私は今も小さい頃から変わらずビビリで。
ジェットコースターには未だに「ううッ」と小さい声で唸らないと乗れないし、急に兄がふざけて大きな声を出すと肩からびっくりしてしまう。
飛行機が地面から離れる時もついグッと肘置きを握ってしまっていた。

私ってこういう人間。
人よりもビビリな自覚はある。

でも、こうやって未知の世界へ飛び込む決断ができたのは『知らないことへの怖さ』と『知るということの中毒的な快感』を覚えてしまったからだと思う。
ここ4年間くらいで覚えてしまったものだと思っているけど、もちろん知ることでネガティブな感情が生まれてきたこともあった。でもそれをまるっとひっくるめて、私にとってはとてつもなく人生に彩りを与えてくれているもので。
だから、ここ4年の間に私と関わってくれたすべての人に感謝の気持ちでいっぱい。

私の世界は狭すぎて、知らないこと見えてないものが多すぎる。
それすらも知らなかった時はただ知らないものが怖かった。
いろんなことを経験した今(まだまだ浅いけれど)知らないものを知らないままにする方がよっぽど恐ろしいことだと気づいた。
ひぃ〜って怖がっているわけじゃなく、自分自身の底のない可能性をとてつもなく狭めていることが怖い。
勝手に自分を決めつけて、知らないのになんでも知っているかのように振る舞う。
それは自分自身を守る1つの選択肢ではあるし、生きていく上で必要なことでもあるから別に悪いことではない。
でも、私はそういう人に出来る限りならないようにしたいなと思う。

自分の世界になかった知らないもの•目に入ってなかったものがフッと一瞬でも目の前に現れてちょっとでもワクワクしたら飛びつく。
これがきっと私の人生において大事にしていきたい価値観。

だから、まずは目の前に現れてきてくれたベナンへちょっくら行ってこようと思う。
どんな人がいて何があって何を食べててどんな暮らしをしているのか未知すぎる。
未知すぎるからこそとんでもなくワクワクしてしまう。
きっと私はここ4年間でビビリな変態になったんだと思う。

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