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【小説読解】静岡県学力調査テスト対策の国語編Vol.2

こんにちは、こんばんは。
個別学習Roots.で講師をしております森川です。

10月下旬にもなりようやく秋の訪れを感じられるようになってきました。
少し寒いくらいですね。

中学3年生は受験が目前に迫り、焦りや不安も出てきていると思います。
2年生も意識の高い人は受験に向けてそろそろ対策を始めようと準備に動いていることと思います。

ちなみに個別学習Roots.では、中学1・2年生を対象とした、静岡新標準模試の受験受付も開始しておりますので、受験対策を進めたい中学1・2年生のお申し込みをお待ちしております。

参考:【中1•2対象】静岡新標準模試の受付開始(残り2名)

今回は、国語の「文学的文章」の静岡県学力調査テスト対策についてお話していきたいと思います。
解き進めていく中で意識することをまとめましたので、これを参考にしながら日々の勉強に生かしていただければ幸いです。

静岡県学力調査テストの詳細については、以前の記事で紹介していますので、そちらをご参考ください。

参考:【中学3年】静岡県学力調査テスト対策の国語編Vol.1

小説読解のコツ

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「文学的文章」とは、物語文や随筆文のことで、要は人が創作した小説のことです。
以降は小説と記載させて頂きますね。

小説問題を読解していく上で、まず大事になってるくることは、「主人公や登場人物の心情把握」をして、「主人公や登場人物の心情変化」を読み取ることです。

この「主人公や登場人物の心情把握」や「主人公や登場人物の心情変化」を読み取ることができると、どういったいいことがあるでしょうか。

それは、その小説の主題を掴むことができるようになります

なぜなら、中学生が受ける静岡県学力調査テストや公立高校入試問題で扱われる国語の小説文は、以下のような流れの文章が多いからです。

① 主人公や登場人物がいて、少しネガティブな感情を持っている。

② その主人公や登場人物に何か出来事が起きる。

③ その出来事がきっかけとなり、主人公や登場人物の心情が変化する。

④ 主人公や登場人物が少し成長する。

といった流れの文章が選ばれることが多いです。

では、どこから出題されることが多いでしょうか。

それは、主人公や登場人物の心情が変化するきっかけとなった出来事やその心情変化から問題がつくられることが多いです。

「主人公や登場人物の心情把握」や「主人公や登場人物の心情変化」を読み取る力を身に付けることで、主人公や登場人物の心情変化に気がつくことができ、小説本文の全体を、つまり出題されやすい主題を掴むことができるようになります。

小説読解において、文章の全体像を把握して、主人公や登場人物の心情変化を読み取り、物語の最初と最後でどのように成長したかを比べながら正確に理解することは、小説読解の入口となります。

どんな練習をすればいいのか

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まず最初にやるべきなのは、読んだことのない文章を読み進めることに慣れる練習をすることです。

国語の勉強で難しい点は、学校の定期テストと静岡県学力調査テストや高校入試の問題とは勉強方法が違うことですね。

だって、定期テストは学校の教科書に載っている見たことがある文章が出題されますが、静岡県学力調査テストや高校入試ではそうではありませんからね。

かといって、読んだことのない文章がでるから対策しようがない、と諦めるのではなく、まずは初見の物語でも読解していく気持ちの部分のハードルを取り除きましょう。
これは小説だけでなく、論説文読解にも通じることです。

そして、主人公や登場人物の心情を表している文章に注意しながら読み進める練習をしましょう。
ポイントは以下の4つです。

① 直接的に心情を表現している言葉
主人公や登場人物の喜怒哀楽を直接的に表現した言葉がある場合には、その人物の気持ちを表しているといえます。
読解の中では見つけやすい分類になりますので、見つけたらチェックしておきましょう。
例:嬉しい、不機嫌、失望、ため息、虚しい、孤独、不安、恥かしい…

② 主人公や登場人物の会話
登場人物が発した言葉や話しぶりに心情が現れています。
また会話文中の「・・・・・・」のような無言の部分があるときにはこの部分に込められている心情を考えていく必要があります。
前後関係や話しぶり、会話の内容から何を意味する無言なのかを読み取りましょう。
例:答えに困っている、あえて黙っている、考え事をしている、様子を見ている、感情の高ぶり…

③ 登場人物の行動や動作
主人公や登場人物の体の動きや表情、態度、行動などに心情が表れていることがあります。
人物の性別や性格、立場によっても意味合いが変わってきます。
一つの行動に着目することはもちろん大切ですが、全体を見通しながら考えることも必要となってきます。
例:「泣く」という行動でも「声をあげて泣く」「すすり泣く」では感情の強さ細かく表現されます。

④ 情景描写
風景や周囲の状況を描いた部分から人物の感情を表現したものがあります。
こういった文章も雑に扱うことなく、そこに表現されいてる心情を考察してみましょう。
例:「鉛色の空」というような表現がみられた場合には、ポジティブな感情よりはネガティブな感情であることを読み取ることができます。

これらの4つの心情表現のポイントに注意しながら小説を読み進める練習をしておきましょう。

最初はゆっくりでいいと思います。
主人公や登場人物の心情が表現されている言葉に印を付けながら読み進めてみてもいいかもしれません。

文章全体を通じて、主人公や登場人物の心情変化や成長を読み取ることができるようになれれば、小説読解の道も開けるのではないでしょうか。

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