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part 4 カロリーの嘘③

引き続きカロリーの矛盾点考えていきます。
今回は「消費カロリー」についてです。

カロリー理論に基づくダイエットでは代謝を上げましょう!といいます。これは消費カロリーを増やすという事が目的です。
まずはこの代謝について簡単に見ていきましょう。

代謝の内訳

代謝には種類があります。わかりやすく3つに分類して、例を挙げます。
①基礎代謝・・・体温調節や呼吸など生きるために消費
②食事誘導性熱代謝・・・食べて消化するときに消費
③生活活動代謝・・・スポーツや運動などに消費
大きく分けるとこの様に分類できます。

そして
成人男性で約1,500キロカロリー
成人女性で約1,200キロカロリー
が1日の消費カロリー(=基礎代謝量)と言われ、摂取カロリーと比べられるわけです。

矛盾点

カロリーでダイエットに取り組むと先ほどの代謝量を基準に考えるます。つまり基本的な消費カロリーは常に一定であるという前提のもとに考えているわけです。ここに違和感を感じなければいけません。常に一定であるというのは有り得ません。

何故かというと先ほど代謝の内訳を見ましたが、食事によるものや、体温調節など周りの環境によって変動する物が多く含まれます。それなのに男性は1日1,500キロカロリーです!と何故言い切れるのでしょか?

例えば、体温調節で使うエネルギーが変わるので1日寒い気温で過ごせば、体温を保つ為にエネルギーを多く使うはずです。適温で過ごす場合とここだけでも消費カロリーは変わるはず。

結論

つまりこの代謝量といわれるものは非常に複雑な物なので、身長・体重・年齢などではじき出せるものではありません。
研究を見る限り人によって50%前後変動する数字です。
これだけ変動性のある数字を一定として、それに合わせて食事(摂取カロリー)を決めましょうなど無理な話です。
正しい知識を持ち、根拠に基づいた方法で取り組むようにしましょう。

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