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part 2 カロリーの嘘

食事を減らしても体重が減らない・・・。
運動しても体重が減らない・・・。

この様な経験をされた方は多いと思う。これらが上手くいかない原因はとてもシンプルで、「カロリー理論が嘘」だからに尽きる。
つまり、【摂取カロリー】ー【消費カロリー】=【体脂肪】という等式に基づいたやり方だから。
前回も言った通り、体脂肪の増加や体重の増加はカロリーだけでは説明がつかない。今回から「カロリーの嘘」を細かく見ていこう。

摂取と消費は独立した関係?

カロリーを前提としてダイエットを考えると、
「摂取カロリーは低く、消費カロリーは大きく」という考えになり、
なので食事をヘルシーに、そして運動をしましょう!となる。
つまり摂取カロリーは摂取カロリーで、消費カロリーは消費カロリーでそれぞれ独立して管理・コントロールが出来るという事が前提になる。
言い換えれば、不等号(>や<)の関係が可能という事になる。

不等号に関係にはならない

今回の嘘はここにある。結論からいうと摂取カロリーと消費カロリーは不等号の関係にならない。
1919年にワシントンのカーネギー研究所で行われた研究があります。
内容は1日の食事を普段の30%程削減し、消費カロリー量を計測したもの。
結果は、「消費カロリー量も約30%減少していた」という結果でした。
結論それぞれが独立してコントロールできるものではなく、常に等号(=)になる様に体はコントロールする仕組みになっているという事です。
つまりそもそも独立してコントロールしようという考え方自体が無理だという事です。

こんな体験ありませんか?

摂取カロリーと消費カロリーは常に=になる様に調節される。これは日常でも体験している事です。
例えば、
①運動後はいつもよりご飯が美味しく感じてつい沢山食べてしまった!
②休みの日の家でゴロゴロしているとそんなにお腹が減らない
という様な経験がないでしょうか?
①は消費カロリー↑によって摂取カロリー↑
②は消費カロリー↓によって摂取カロリー↓
という体の反応です。
正しく「摂取カロリー=消費カロリー」に体が調節している証拠ですよね。

まとめ

今回は「消費カロリーと摂取カロリーは独立していない」という事を見てきました。
カロリー理論は何となく正しく感じますが、細かく見ていく事でお粗末な理論であることがわかります。
体の仕組みに基づいたダイエットや健康法のためにまずは正しい体の仕組みを知る様にしましょう。

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