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「3人のサッカー少女が登場するNikeのCM」について考えてみた

こんにちは。
最近、Youtubeで流れているNikeのCMを見ました。
「動かしつづける。自分を。未来を。The Future Isn’t Waiting. | Nike」
です。

スポーツメーカーであるNikeが、これまで日本の企業・日本人が積極的に触れることがなかったような、タブーとされがちな人種間の問題、日本における差別の存在について取り上げられていて、2分間の中に強いメッセージ性がこめられたCMです。

Nikeからすれば、このCM、施策の1つだったのかもしれないですが、
ネット上では、賛否をよんでいるようです。

内容は、3人の少女が登場します。
それぞれが、自身の置かれた環境(社会や学校)で何かしらの悩みを持っており、それぞれ少女たちがスポーツ(サッカー)を通して、その悩みを振り払い、アイデンティティを開放していき、力強く前進していく様子が映し出されています。

下記の自分のなかのUXの定義のもと、その観点から今回のNikeのCMの
目的・狙いについて考えてみることにしました。
<UXの定義>
ユーザーが、サービスとの接点を持った時に、その体験から得られる印象や雰囲気、価値観。

まず、1つ目。
社会に対してメッセージを届ける。
課題の解決をスポーツを通して、応援・サポートしていくという企業理念や企業文化、企業姿勢、存在意義を示している。
同時に、スポーツの持つ力や素晴らしさを訴え続けるという強い意志を伝える。

そして、次に。
企業理念や存在意義を示した上で、これらをきっかけとし、強いメッセージ性を持った内容を採用し、多種多様なスポーツ用品を製造しているNike製品への関心(購買意欲)を高める。
一連の流れを踏まえ、ブランドのファンを増やすための、ブランディング、BXの一部なのではないかなと推測しています。

今回、上記の目的を実現するための、ユーザーとの最適なタッチポイント(UI)として、(課題の抽出を行った上)難しい内容のCMという方法で、
現在、私たちの生活の一部になっているYoutubeを見るという行動を採用し訴えかけることで、
1.よりたくさんの人の目に届けることができる。

2.関心を持つ。

3.そして、考えるきっかけになる。
を想定し、実現されたCMなのではないかと推測しています。

モノが飽和した時代、多様性の時代に企業ブランディングの重要性を大いに感じることができるCMだなと思っています。
同時に、子供たちに勇気を与えるCMであれば良いなと感じました。

大企業であるNikeが、センシティブな内容を取り扱ったCM。
このCMについて、皆さんは、どのように感じますか?考えますか?

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