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コロナワクチンを打ちましたーブログっぽい何か②

先に述べておくと、この記事には個人で学んだ知識や情報が出てきます。あくまで個人で学んだレベルなので、鵜呑みにせず自分で調べることをお勧めします。情報を得る上で重要なのは公的文章であること(ネットなら厚生労働省や各自治体のもの、「.go.jp」がURLにつくものなど)や大学の現役感染症学教授または呼吸器系教授、公衆衛生学教授などのものが良いと思います。理由は最悪嘘だったら、これらの人々は責任を取る立場なので、いい意味で「人のせい」にできることが個人レベルではいいのかなって思ってます(その意見を参考にしたというログを取っておけば賠償とかもできるかもですしね)。逆に言えば、個人でのブログでの主張は責任を取ってもらえない。(もちろん、この記事も責任とりません笑)

さて、長い前説をさておき、ブログっぽく私のワクチン接種手記をここにまとめておきたいと思います。

まずは動機ですが、私はもともと打つ気満々でした。理由は3つ、①自分の立場から、②家族のため、そして何よりも③自分のためです。1つずつ掘り下げておきます。

①自分の立場から、についてはわかりやすく、私はコロナに罹患すると重症化する恐れが高い人に接触する機会が多い人間です。自分が感染・発症して人に移してしまい、その人が重篤な状態になったら目も当てられない。その可能性を大幅に下げられるなら自分の副反応のリスクなどと天秤をかけても打った方が良いと思いました。

②家族のため、は①と同じような方向性ですね。自分が原因で自分の家族に迷惑をかけるリスクを少しでも下げたいからです。たとえ家族が重症化やなんなら発症しなくても、濃厚接触者として活動制限がかかってしまう。若い家族のみで構成されている世帯でもそれは避けなくてはイケなことだと思います。

③自分のため、は正直1番の理由です。私は年齢的にも、体調(ぞくにいう基礎疾患)的にも発症リスクも重症化リスクも低い層にいると思います。しかし、それでも若者に発症し後遺症に苦しむ人や少ない数ではあるが重症化している人もいます。また自分の活動制限が加わるのは非常に嫌だった。打てる機会があったら打ちたいと思うのが私の信条でした。

不安についてですが、それは普通にありました。副反応への恐れやワクチン自体が害になる可能性。なので、私は製造メーカーとワクチンの種類に注目していました。

製造メーカーは、私が打ったのはファイザー社のものですが、製薬業界ではかなりの信頼度がある会社であり、知らず知らずのうちにファイザー社の作った薬やその類似医薬品(俗に言うジェネリック)を飲んだことがある人も多いと思います。すごい専門科でもない限りは、そのメーカーへの知名度・信頼度を当てにするのは間違っていないと思いますし、私はそれを指標に不安をぬぐいました。

またワクチンの種類に関しては、ファイザー社がmRNAワクチンで、結構不安がありました。一般的なワクチン(インフルエンザなど)は不活化ワクチン(ウイルスが活動できないようにしたもの)・生ワクチン(ウイルスを弱らせたもの)を使用し、そのウイルス表面にあるタンパク質を体に提示して「これが敵だよ」と教え込む方法です。対して、mRNAワクチンはその「敵である(と教える)タンパク質」のレシピであり、それを人間の体内で作らせて敵であるタンパク質を体に覚えさせる方法であり、ちょっと回りくどいです(結構簡略化して書きました)。ただ仕組みを知れば、かなり不安はぬぐえるのではないでしょうか? もしも高校時代に生物(基礎)を選択している人がいれば、当時の教科書で「セントラルドグマ」って調べれば、一部で流れていた遺伝子が書き換わるという話は信憑性が薄いと考えると思います。

さて、次に打った時期ですが、結構早いです。具体的な日付は述べませんが、結構早かったとだけ言っておきます。また打つ前に日本感染症学会から出されたコロナワクチンについての提言のような文章も読んでおり、副反応の起きる確率なども知った状態で打ちました。読んだものは下記のリンクの第1版のもの、高校・生物基礎までやってればおそらく普通に読めると思います。中学生物レベルだと少し調べながらじゃないと躓くかもです。

最後に、私のワクチン接種による副反応について話したいと思います。
結論から言うと私は副反応はすごく軽かったです。なので、最悪どれくらい辛いかを知りたい場合はあんまりこの記事は参考にならないです。では、1度目と2度目にわけて説明します。

1度目は噂通りの筋肉痛という感じでした。打った日は自分の体的にはちょっと熱っぽいかなくらいで、実際の体温は37度には達さないくらいでした。ただ打った日の夜辺りから打った腕(左腕)がだるくて重い感じがする感じでした。打った2日目は熱っぽさは感じなくなりましたが、打った腕を下に横に寝ることができない感じで寝る時の不快感が半端なかったです。3日目以降は特に体調は悪くなかったです。解熱鎮痛剤(私の場合はロキソニン)は打った日の夜に飲みました。(これが関係あるかもしれません)

2度目はほとんど副作用なしでした。2度目のほうが強い副反応があると聞いていたのでちょっと不安でしたが、実際はほとんどなかったです。2日間だけやっぱり打った側の腕を下にして寝るのが不快感がある感じで、それ以外はなし。筋肉痛はなかったです。解熱鎮痛剤は打った直後に予防的に飲みました。

さて、これが私の副反応でした。摂取会場にいた看護師さんは解熱鎮痛剤をすぐに飲んだと言っており、仕事や用事が明日からもあるタイミングなら飲んだ方がいいかもしれません。詳しくは問診のタイミングで医師に聞くのがいいとは思いますが、他のワクチンで発熱したことがある人や副反応が出やすいと言われる人は特に、症状が強くなる前に解熱鎮痛剤を予防的に飲むのは良いのかなって個人的には思います。あと、体を横に寝る癖がある人は下にする側の腕には打たない方が良いかもしれません。

まあ、私は元々ワクチンは肯定よりの意見を持っていたので、打つことを即決しましたが、それは今思えばあんまり良くないのかなとは思います。肯定するにしても否定するにしても、証拠のある・根拠のある情報をもっと集めて信念を持って意見を傾けることが重要だと思います。ここで重要なのが「傾ける」ということです。肯定・否定どちらの意見も持って両方をちゃんと天秤にかける。それが「打たない」という決断でも私は良いと思います。だって、「考え抜いて出した結論」なのだから。

さて、ここで話の要旨は終わりですが、最後にちょっとだけこぼれ話を……(個人的な興味なのでスルー推奨)

①中国ワクチンについて
中国ワクチンは実は不活化ワクチンという従来の製法というか種類なんですよね。私が疑問に思うのは、ファイザーやモデルナなどの世界的に有名な製薬会社がmRNAワクチンで製作したのに、中国はなぜ不活化ワクチンなのか? 中国の技術力を馬鹿にしているのではなく、なぜほぼ同一時期から始まったワクチン開発で、この差があるのか? 一応、理由はコロナウイルスの外殻は不活化ワクチンを作る過程で壊れてしまい、ワクチンの効果が十分に見込めないらしいという話を聞きました。アストラゼネカのワクチンはウイルスベクターワクチンと言って、コロナウイルスの「人間の体に敵として教えたい部分」を別のウイルスの表面にくっつけることでワクチンとしての効果を期待している。いわば、やはりコロナウイルスの外殻が脆弱であるというのは共通見解なのに、中国だけなぜ?
いくつかの説を勝手に妄想しました。①つめは単純に中国の科学力が凄かっただけ。②つ目はファイザーなどは安牌を取っただけであって作ろうと思ったらこの開発期間でも不活化ワクチンでも作れた。③つ目は中国ワクチンは効果が薄い可能性(臨床治験した他国のデータが芳しくないケースがある)④つ目はもっともっと早い段階で開発を始めていた(最悪は感染が広がる前から)
あくまで上の話は妄想なのであしからず。

②コロナはただの風邪なのか?
この「コロナはただの風邪」はすごく問題のある文言で結構な人が言っては炎上してましたね笑 私の見解は実は「コロナはただの風邪」に近しいものだったりします。これはコロナを侮っているのではなく、普通の風邪をもっと恐れるべきということです。コロナに限らず、ほとんどの風邪が喉や鼻の軽い症状で済みますが、一部は高熱や関節痛などのすごくつらい症状になる。更にその一部の風邪は肺炎などになり、最悪普通に人を殺します。きっと親類を肺炎で亡くした方は結構「最初はただの風邪」だったのにと思う人もいるのではないでしょうか?
つまりコロナに限らず「すべての風邪」を侮っていたのが、この世界的な感染を引き起こした原因なのかなって思います。もちろん、今回のコロナは感染力が強いと言わざる終えないし、味覚や嗅覚の症状の特異性はあると思います。ですが、それでも”俗言う”「ただの風邪」をもっと恐れていたら……ifの世界の話をしても無意味かもしれませんが、これが肝なのかもなーって考えちゃいますね。

③中等度って中等度じゃない
結構色んな人が中等度ってことは大丈夫しょ? って思う人がいると思います。私も初めの初めはその1人でした。その実際は中等度でもやばいです。ちなみに日本の中等度は海外では部分的に重症と分類されているとこも多いようです。なので、ただの感染が”感覚的な軽症”・日本の軽症(症状があってある程度辛いの)が”感覚的な中等度”・日本の中等度は”感覚的な重症”・日本の重症はまじでヤバイと考えた方が良いと思いますね……。
個人的にわかりやすかったのは、プロゲーマー「ウメハラ」氏による中等度の経験の話と重症で用いられるECMOという機械について動画をみるとわかりやすいと実感がわくと思いますね。
中等度で私生活に帰ってこれるのはおそらく日本の医療が発展してるからだとも思います。

ではこれで終わりんご

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