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幸福かどうか決める基準ってなんだろか

久しぶりに建設的な内容を書きたい話。

突然ですか、皆さんは幸せですか? 言われてみて、ほとんどの人が口をつむぐのではないでしょうか? 瞬間的な幸せを感じることはあっても、総合的に今の自分が幸せかどうかってわからない人のほうが多いのではないでしょうか? かくいう私は、恵まれているとは思いますが、幸せではないような気がします。

昔、踊る大捜査線で「事件は会議室で起こっているんじゃない! 現場で起こっているんだ!」っていうセリフがあって話題になりました。いやいや、織田さん、会議室だって立派な現場なのだよ。と私は思った記憶があります。何が言いたいかと言えば、仕事がある場所が現場であり、そこにあるのは直接的なのか否かであってどこも仕事はそこある。立場が違えば、仕事も違いどこも現場であるということですね。

確かに貴族と貧民では与えられるものが前者が多く恵まれていると言えますが、貴族ならではの期待・しがらみがあって不幸かもしれません。逆に何もないからこそ、自分で得なくてはいけないですが代わりに自由が貧民にはあるかもしれません。

またインドの宗教のように明確な身分制度がありますが、上位と下位の身分だと就業制限がかかって、中位階級が就業制限が一番薄いなんて話も聞いたことがあります。

別に財産があったり身分が高かったりが幸せに直結するとは言えないと思うんですよね。じゃあ何が幸せかどうかを決める要素なのかな……?

それが私が思うに大きいのが2つあると思います。今回はその考えを書きたいと思います。

①人生経験
1つ目の要素は人生経験です。過去に「人生はプラスマイナスゼロ」っていう話に言及した記事(リンク)を書かせてもらいました。その記事では、直前の幸福な出来事または不幸な出来事で次の事象の幸福度が左右されるという話をしました。
もちろん、幸福かどうかはその直前に起きたことも関わりますが、それと同時にこれまで歩んできた人生もまた幸福かどうか決めるんじゃないでしょうか?
「あの時によりは」という過去の栄光や過去の苦労話があれば、今は不幸または幸福と思えるでしょう。逆に「あんなことがあったから」と今がどんなに幸せや不幸を感じても、揺るがない人生への幸福度もあるでしょう。

なので、やはり人生経験が今を幸福かどうか決める要素としてはすごく大事だと私は考えます。

②頭の良さ
2つ目は頭の良さです。えっとここでの頭の良さは俗言うIQだけじゃなくて、勉強のできなども含みます。というか、能力の高いすべてに言えることかもしれません。
頭がよかったり勉強が出来たり、はたまた運動能力が高いと、周囲よりできることで「優越感」や「自己肯定感」を持ちやすく、初めのころは周囲よりも幸福度が高いと考えます。しかし、成長していく上で能力が高いと壁にぶつかるのも人より早くなります。精神的な成長が能力的な成長に追いつかず、問題(直面する壁)に対して幼く対応してしまい「疎外感」や「劣等感」を感じる場合もあると思います。いわばこれは先ほどとは逆に能力が高いことが不幸の要素になります。
また実際にIQが高すぎると幸福度が下がるという話や逆に発達障害などにより知能の低下がみられる人は幸福度が高いというデータがあるそうです。

つまりは頭の良さ・悪さもまた幸福か否かを決める因子になっていると私は思います。

私はこの2つが幸福度を決める要素でもっとも強いと思っています。で、ここまで書いてなんですが、この2つは要素でしかなくて、切り取り方ではない。

私が思うにこの2つの要素がマーブル模様に溶け込み、部分的に幸福を感じることもあれば、不幸を感じることもある。この部分的にっていうのが大事で、この部分を決めるのがその人間の性格だと私は思います。

性格によっては直近(具体的にここ1年の自分)で幸せなことが多かったかを考える。ほかの性格によっては生まれてからこれまでのことをプラスマイナス換算で考える。ほかの性格では、これから先の人生の不安要素の数で考える。本当に十人十色だと思います。

ではここで最初の質問に戻って、皆さんは自分の人生が幸福だと思いますか? または不幸なんでしょうか?
もう一歩踏み込んで、そう思うのは①人生経験によるものですか? それとも、頭の良さ・悪さに起因することですか? また自分の性格の問題でしょうか?

もしもあなたが幸福を感じていなくて、幸福を感じたいのならば、人生経験や頭の良さ・悪さはどうにもならないですが、性格的な部分はかえられるかもしれない。正しくは、増やせるかもしれない。是非自分が幸福かどうか測るときは、1つの性格に従って切り出した「幸福」だけじゃなくて、色んな切り口(性格)いろんな尺度(性格)で切り出した「幸福」を考えてみるのはどうでしょうか?

はい、今日の希哲学者でした。また不定期になんか意味の分からんことを書きます。

写真:うめうめ

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