Phase changeって?時代の切れ目に立っていそうな僕らが頭に叩き込んでおくべき性質

流体力学が専門のものの根っこです.

G.W.はいかがお過ごしでしたでしょうか?

と言われても,実感がなーい.


確かに.

言われてみれば確かに.

もはや,確かに,としか言いようがない..

そんな稀有な時代に生きてそうな僕らなのですが,

大真面目に現状を考えるとするなら,

今直面している時流のひずみにどう向き合うべきなのか?
自分の人生のこのワンシーンをどうタフにしのいでいくのか?
自分の勝ち筋をどこに見出すか?

など,改めてよく考えなければならないG.W.だったかもしれません.

かくいう僕自身ですが,これまでの自分の人生観や目標,

態度,発言や助け合いの方法,新たな価値観やその共有など,

前の生活に戻ってほしいな.

と少し思いながらも

前の生活には戻れないよな.

という覚悟にも似た感覚で

Phase changeする時代をとことん想像する数日間でした.


のっけからの真面目な話過ぎて自分も書きながらビックリしてるのですが,

そもそもPhase changeってなんですの?

ってところも後でお伝えしようと思います.

その前にもう少し背景を固めさせてくださいね.

というわけで,

恐らく教科書の歴史的出来事になりそうな

今回のコロナの情勢については,

本当に様々な表現者が色々な視点で

コロナ問題を切っている状況です.

リーダーの一挙手一投足に対して

餅つきの合いの手のように

連日物申しが入るなど,

メディアは大変賑わっているようです.

素人の立場や,国民の立場,困窮者の立場,

生活に苦労していない立場,専門家の立場など,

日々更新される情報に多くの方が議論されていて

ふ~む.という感情で,

僕自身は見させてもらってます.

現状を良くする議論は大賛成だけど,

見ているだけでは思考停止に陥る

という側面もあり,

ここで忘れちゃいけないのが

僕もあなたもくれぐれも自力でなんとかした方が良いに越したことはない.

その上で,政府や市町村のサポートは遠慮なく適用させてもらう.

                                                           

現状を繋ぐことと,次のステージでも消えない生活や事業を送ることは別なのかも知れないけど,

この2つを突きつけられているのが,Phase changeの特徴なんだと思います.


この状況を忘れてはいけないと思うんです.

ということで,本題です.

Phase changeってさっきからなんやねん!


まず,ここ20年で起きていたのは,

Game change(市場のルールが変わる)であって

聞き馴染みがあるかも知れません.

Amazonはオンラインの本屋,
Netflixは映画やドラマを完全に大衆化したし,
UberやAirbnbは,シェアリングエコノミーの代名詞.

Game-changerは多く現れています.

ところが,

コロナの問題によって,

生活様式のフェーズが変わろうとしていて,

Phase changeが起こっている状況です.

これは,流体力学の言葉で,

以前の記事にも少し触れましたが,

・液体⇔気体(水の沸騰)

・固体⇔液体(氷が溶ける)

・気体⇔固体(ドライアイス)

・気体と固体と液体が共存(超臨界)

4つ目以外は,誰もが見たことがあるような現象ですが,

専門的には,液相,気相,固相とも言い,

相が変わる現象のことを相変化(Phase change)と言います.

そもそもどういうことが起きてるのか?

まず,

水は空気に比べて約1000倍重い.


だけど,

空気は水に比べて約140倍空間を広がりやすい.


だけどだけど,

熱の伝わりやすさは,

水が空気の約25倍よく熱(エネルギー)が伝わるし,

氷に至っては,空気よりも90倍(ざっくり100倍!)よく熱が伝わる!!


そして,そこに強い風が吹くと,

さらに100倍!!(これは流れの性質)


厳密には,諸々の条件で細かな数値は変わりますが,

大事なのはオーダー.

一体,何倍,何十倍の数値で特性が変わっているのか?

同じ仲間なのに,持っている性格そのものがまるで変わる.

それがPhase change(相変化)の大きな大きな特性です.


次世代通信の5Gは4Gの100倍相当の通信速度の速さになり,

一般の人の生活にはもはや困らない速度が実現すると言われてます.

と言いながら,体験してないので想像ができない...


でもこの感覚は大切で,コロナによって既に植え付けられているのでは?

例えば,まさか1年前に東京オリンピックが延期になるなんて

想像できないし,オンライン飲み会なんて

有りか無しで言えば,なし!ってヒトが大多数だったと思う.

Uber eats には便利な宅配レベルでお世話になる

つもりだったけど,もはや必須のヘビーユーザー.

(延々続きそうなのでそろそろラストスパート.心の声.)

このひずみのタイミングでは,

段違いで既存の状況が一変する可能性を

秘めている.

・・・

うーん.曖昧!


なので,想像力,いや,創造力を

もっともっと働かせて共有する必要がある.

例えば,

見ている光景をデジタルで

直接アジアの子ども達に届けて

コミュニケーションをとれたら

日本の文化や感動をそのまま

伝えられるかもしれない.

今は仲の良い友だちとLINEでカメラを

使う程度かもしれないけど,VR/AR/MRで

市場何十億人に日本の良さを届ける

ビジネスに変わることだって考えられる.

キーワードを「距離のあるヒトとの繋がり」

とすると,

自分の作品や体験をデジタルで

共有することで成立するビジネスは

数多く出てくると思う.

そうなると,フィジカル(実物)の価値は

更に増すし,

遠隔と対面,

デジタルとフィジカルの距離を

離せば離すだけ,

双方の価値が活きてくる.

よく言う,

バーチャルとリアルとかではなく,

ヒトの息がかかった作品や食べ物や商品や体験にデジタルを加えることで,

ソーシャルディスタンスなビジネスが生まれ,

何十倍,何百倍とスケールするサービスが

生まれてくるのではないか?

(想像力がいつになく豊富な朝)

ということで,

実は今までよりも何倍も何十倍も僕らには可能性がある帰路に立っているのかも知れません.

Phase change(フェーズチェンジ,相変化)

前のめりにテンションを上げていきましょう!

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