ウイルスの力学 -太平洋を泳ぐ小魚.見えない敵を恐れない-

流体が専門のものの根っこです。

新型コロナウイルスの対策は後手後手感が
ある中で進んでいます。

この災い何とか切り抜けて、未来をどうやって切り拓こう?

こんな明るい話を早くしたいですが、
この脅威はまだ続きそうです。
  

そもそも新型コロナウイルスは、
なぜこんなにも脅威になっているのか?

  
ワクチンがないから?
どこから感染するか分からないから?
予防方法が分からないから?

感染学の観点は他の媒体に任せるとして、
僕からお届けできるのは流れ現象なので、

ウイルスが空気の流れに乗るとどうなるか?
についてお伝えします。
  
コロナウイルスの拡散は、
流体力学的観点で言うと、

・ウイルスのサイズが小さすぎる
・空気の流れの挙動が捉えにくすぎる

という二つの見方があります。

まずウイルスのサイズですが、

りんごを手から離すと落下しますよね?

これは誰でも想像できます。

一方、ウイルスは0.1μmと意味不明なほどに小さい。

当然見ることが出来ず、
何もしなければほぼ無限時間浮遊します。

浮遊するんです!

これがまず一つ。

そしてスケール比で言うと、

太平洋に小魚のサイズになります!

どんな網にもかかりそうにないのが
マスクを付ける無意味さを示しています。
(飛沫は液滴に付着して1,000倍などに太るので
マスクはそこで初めて意味を成します)

そんな小魚が1匹なのか、1000匹なのか
100万匹なのか実際に測れないという中で、
  
人のサイズを太平洋とした時に、
そんなに小さな物体が体内を出入りする
状況になっています。

ただ、想像できる通り、
ウイルスは小さすぎて
空気の流れがあれば100%乗るので、
  
流れとともに拡散し、
濃度がやがて均一になるか、

無風の場合はさらに時間をかけて
浮遊しているという力学になります。
  
今濃厚と言われている、感染経路は、
飛沫感染や接触感染と言われてますが、

今はそれすらわからないので
空気感染の疑いも否定できなくなっています。

この場合、屋外であれば広い空間に
拡散されるので濃度は低い。

だけど、人が多い屋内の閉空間は
濃度が均一化すると言えども濃いめで、

空気が溜まる領域があればそこでは
浮遊してしまうリスクは高い。

部屋の角にゴミが溜まるように
空気が流れないところでは近辺を
浮遊しているかもしれないということです。

そんな環境下では、飛沫感染や
接触感染でのリスクも増大してしまう。

人同士が接触すればなおさら、という状況です。

流体の自然現象は不可逆で元通りには
ならないし、タバコの煙や海岸の波を
見ていても一瞬として同じ形をしていない。


根元(発生源)を止めないといけなかった存在を特定しにくい科学だったんです。

発生源を止められなかったら、
その経路はとてもランダム性があり、
自覚症状がない感染者もいることもあり、
追跡が非常に難しい。

専門家はクラスタ(集団)の感染というけれど、
宇宙から見たら一塊で変わらない。
(流体では連続体と言います)

なのでやっぱり一人ひとりの個人で対策を打てた方がいい。

国や集団の動きに問題提起しても
変えられない部分が多いのも事実だからです。

テクノロジーの観点では、
ワクチンや集団予防方法を考えることは
もちろんですが、

その間僕らは目に見えない敵に抗う必要があります。

こうやって考えると、

そもそも、

なぜ感染する人と感染しない人がいるか?
そもそも一人一人が免疫力を落とさない
生活を徹底出来ているか?

の方が重要なんじゃないかと思います。

幸いよく寝てよく食べて外で遊び、
疲れ知らずの子供が感染しにくいのは
現在の傾向にある通り。

ある意味で免疫力に素直に効いてくる
ウイルスなので、

集団予防方法は各機関と個人の心構えに
任せるとして、

何よりも自分の私生活の見直しに徹するべきじゃないかと思います。

何だか長くなってしまいましたが、
恐れるんだったら、ウイルスの力学を知り、
その上で基本に立ち返るべきなんじゃないかという話でした。

まとめると、

・流体の自然現象は不可逆
・ウイルスは太平洋の中の小魚
・集団予防は自分の力じゃ何ともならないところがある
・だったら感染しない体力づくりを

そんな内容でした。

それではエネルギー高く突き進みましょう!

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