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「書店員」ではなく、「本屋で働く人」として

(※昨夜、お酒を飲みながらSNSでつぶやいていたものをまとめたものです)

確か、去年ダウンしてから21日で丸1年だ。
何とか生きてます。
けど、今がこんなに大変になるとは考えてもいなかった。
でも、去年、あのまま続けていたより100倍マシではある。
(何故か体重がどんどん減るけれども)

今の職場、改善できそうなところはいくつもありそうなんだけど、
それを実行するまでの準備をする時間が圧倒的にないんだよなぁ。
日々のルーティンが現状過酷すぎて、思案する時間がないし、
共有・伝達するタイミングもない。
前に進めるには、己のプライベートタイムを犠牲にするしかない。

ただ、その犠牲を過度にやりすぎると倒れることを去年身をもって知ったのでなるべくやりたくない。
労働時間内になんとかしたい。

文字に、文章にしていないだけで、仕事の愚痴なんか山盛りありますよ。
ただそんなの目にしても気分良くなるわけじゃないから、
(SNSでは)好きなモノの話ばっかりしてるだけです。
しんどすぎたら少し漏れ出るだけです。

前まで自分は、アカウント名に「@書店員」とつけていたんだけど、
段々仕事に忙殺され、
本を読む時間も減り、
オススメの書籍を紹介したり、
業界を良くしよう、
なんて活動的なことをできるエネルギーがなくなったので、
今はただの「本屋で働く人」と名乗っています。

今は自分の生活(精神面)を守ることと、
自分が所属するお店で働いてくれているバイトスタッフが、
楽しくやりがいを持って働いてくれるように調整するのが僕の仕事です。
バイトスタッフがお店を辞めた後に
「働いてよかったな」「本もっと好きになったな」
って思ってくれれば、結果プラスになると思うので。

数字を見るのももちろん仕事だけど、
スタッフが働きやすい環境・空気を作るのも、
本屋で働く社員の仕事だと思うのだけど。
現場にいない人たちは、
どうしても数字を動かした人が「仕事をした人」認定しちゃうんだよなぁ。

「言うだけ」「データに出すだけ」は簡単なんだよ。
「データにしてもらうこと」「それを維持すること」もちゃんと評価してくれるのかしらね。

数字を作るために、たくさんの人に動いてもらうのに、
適した言葉を選んでみんなに伝えるのも、
れっきとした社員の仕事じゃないのかね?

おこがましいかもしれないけど、
自分は昔広告の仕事を目指したことがあって、
コピーライター養成講座なるものにも通っていたから思うんだけど、
言葉は同じ意味でも、伝え方次第で相手の反応は180度変わってしまうことだってあるよ。
「そういうつもりで言ったんじゃない」は何度も通用しないよ。

昔、仲良くさせてもらっている出版業界の人に
「室長さんって、サーバントリーダーみたいですね」
って言われたことがあって。
調べてみたらほとんど自分が(そんな概念も知らずに)ずっとやっていたことでビックリして。
僕のやるべきことはこれだと思って本も買ったけど、無事熟成されています(汗)
自分のやるべきことはハッキリしたので、
自分が(会社・お店が)スタッフにしてほしいことを、
してもらえるように相手に伝えること、
そしてその言葉を汲み取ってもらえるようにスタッフとの信頼関係を作ることに、今は重点を置いています。

ただ、これを頑張るとどうなるかと言うと、
他の社員も出勤していても、
スタッフの質問や相談が高確率で自分に飛んでくるようになります。
そうなるともちろん己の仕事が滞ります。
結果、手をつけられるのが定時後になったりします。
けど、ゆくゆく相手が自分で考えて動けるようになってくれたら。
自分の仕事を進めたいから話しかけられないようなオーラを出してスタッフ寄せつけないよりは全然良いと思っています。

(完全に不満話だったな・・・←未来の室長の感想)

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