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人に貰って嬉しかった言葉

人に自分のことを分析されたり、レッテルを貼られたりすることは、必ずしも嫌なものなんだろうか。

他人からの評価って、自分が受け入れたくない内容や悪意を感じる内容は当然嫌やもの。逆に自分が求めている内容なら、好意的に受け取るケースは多いにあると思う。

仕事で社外の人と関わりを持つ中で、言われて嬉しかった言葉がある。

忘れないように、言葉が新鮮なうちに、ここに書き留めておく。

「他人に興味がなくて感情移入しないことはあなたの長所」

これは30代後半ぐらいの、それはもう頭が良いGAFA出身の方に言われたこと。

会社に入ると、こんなことを学ぶ。

「社会で生き延びるには、人間関係が大切。それを円滑に進めるためには相手に興味を持つことが必要(質問力とか)。」

たしかにそれはそうで、自分に関心を持ってくれない相手に心を開こうとする人はあまりいないだろう。

だからこそ、他人に興味がないことは短所になると思っていた。だけど本当は、「人に流されなくていいことじゃん」と嫌いじゃなかった。

そう思っていたところに、先の言葉がかけられた。長所って言ってもらえただけじゃなく、なんならマネジメントに向いているよとも。

「僕はサイコパスって言われるんですけど、ちょっと僕と似てますね」と言われたが、私はサイコパスではないので共感はできなかった。

「真面目な方だと思うけど、適度に緩さがあって話しやすい」

こちらは取引先の方から。

初めて会ったのは去年の8月で、こちらが顧客という関係性。月に1度会うか会わないか。

いつもはあちらから営業を受けたり、こちら会社の様子を話したり話さなかったりしている(弱みにつけ込まれて営業されるのが嫌なので)。

4回目に会った時。特にこれといって重要な話があるわけではないようで、1時間のアポ中は終始雑談をしていた。

もちろん仕事上の関係性だし相手は年上なので、失礼のないように丁寧な受け答えを心がけていたのだが、雑談になると私も少し緩みが出てしまう(というか、逆にそうしたほうが距離が縮まるという経験上の無意識があるのかもしれない)。

それが相手にとっては良かったようで、「初めてお会いした時は大人しい方なのかなと思ってましたが、真面目なのにとても話しやすいです」と言われた。

「私もそうです。1時間があっという間です。」と言いたかったが、それはちょっとあざといのでやめておいた。

社会人になると、仕事の成果以外で人から認めてもらう機会はなかなかない。だからこそ、貴重な「好きな言葉」を忘れないようにしたい。

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