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東京タワーと恋

ドラマを観ている。
「東京タワー」

江國香織さんの小説がドラマ化されたものだ。
昔、映像化された時も観た。

20歳年上の既婚女性と真剣な恋に落ちる青年。

恋とは盲目なものだと知っているから、不倫はダメだと騒ぐつもりはない。

恋に落ちてしまったら、どうすることもできない。

相手の年齢や条件を考えずに、好きになる。

ある意味、純粋すぎる恋なのかもしれない。

恋は理屈じゃない。
恋は落ちるもの。

このドラマを観ていて、改めてやっぱりそうなるかと思ったことがある。

主人公の友達の大学生が、家庭教師先の母親と、体の関係になる。
それを知ってしまった娘が、母親や彼の彼女を集めて、暴露してしまい修羅場になるという場面。

彼の彼女は、彼の不貞を知って、すぐに母親をヒステリックに責めた。
彼ではなく、浮気相手である母親のことを。

物語とはいえ、前々からなんでそうなんだろうと思っていた。

自分自身はそんな経験はないけど、いざそうなった時は、浮気相手の女性を責めてしまうのかもしれない。

私は、彼に裏切られたことが一番辛くショックかもしれない。
信じていただけに許せない。

そして、許せない自分を守るために、彼への愛情はすっかりなくなってしまうだろう。

そのやるせない感情を、浮気相手の女性にぶつけてしまうものなのか。

これまた、どうすることもできない気持ちなのかもしれない。

恋は人を変える。

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