覚悟をもって…水墨画の個展【池口美智子展】に行って来ました

こんにちは、RooKです。

大阪は急な北風吹き荒れる、寒い一日となりましたが皆さんはいかがおすごしでしょうか。

わたしは２年前ほどに知り合いとなった、先輩画家の池口美智子さんの個展へ足を運びました。

水墨画 / 池口美智子

ボールペンで緻密に書き込んでいくわたしの絵とは違い、画面をゆったりと、かつ大胆に使って潔く描く水墨画を堪能させていただきました。

わたしは、池口さんの海の絵が特に好きなのですが、海の絵はまず、水平線を引くところから描きはじめる。とお話を聞かせていただきました。

水平線は、実際に線はありません。
地球が丸いから見えない先が線のように見えるだけ。
有名なレオナルド・ダヴィンチは自然には輪郭線などない、と線を引かない画風にこだわっていました。
それも確かに、なのですが
どんな絵を、どう描くかは画家それぞれ自由。

わたしは池口さんの線が好き。

海 / 池口美智子

海 / 池口美智子

絵というのは正解はありません。
どんなに素晴らしい賞をとろうとも、好きじゃなければそうなんだ、で終わってしまいます。

どんな絵を、好きになるかも自由です。

わたしは、池口さんと知り合った頃、アート教室に通っていました。
そこの先生は日本画家としてプロとして一線で活躍されている方で学ぶことも多かったです。
ただ、デッサンや構図などの基礎を習ったあとは、わたしの行きたい道が先生が進める方向とは違っていたため、辞めました。

今は本当にそれでよかったな、と思っています。
自分らしい絵を描き続けてアーティストとしての活躍の場をいただけるようになったので。

池口さんも、自分の信念を持ってご自分の絵を描かれてこうして個展を精力的に開催されています。
絵を描き続けること、こうして個展を開くこと、これには準備も、お金も、かかります。
精神的、肉体的にも負担があります。
でも、自分で決めたから…覚悟をもって活動されている。

大半の人は、自分のやりたいことを、なにかを言い訳にして実行しません。
それは自分で決めているのに、こんな風に行動に移している方に対して羨んで、あなたはいいわよねぇみたいな無責任な声をかけたりします。

わたしも、何度も言われてきました。
「普通の人は、そんななかなか実行できないんですよ」、などということも。

でも、あなたが生きている人生はあなたのものですよね？
他人を言い訳にして曖昧な人生を生きていて楽しいんですか？

わたしは死ぬときに「あー、楽しかった！」と最期を迎えると決めているのでやりたいことをやりたいときにやっています。

だから、自分のみちを進みます。
池口さんはそんなわたしにとって、とても心強く頼もしい先輩だなと感じました。

だからこそ、そんな池口さんの絵は見ていて気持ちがいいです。

竹

いちじく

イタリアにて

パリで個展を開催されたご経験もあり、来年、パリでの展覧会参加も控えているわたしには参考になるお話ばかりでした。

わたしも、こうありたい。

そうして、少しでもわたしの生き方がいいな、と感じてくれる後進に対して自分が得た価値観、人生を生きていく上での知恵や知識を惜しみなく伝えていきたいな、と思いました。

池口美智子展
11/20(月)まで、大阪市中津のピアスタワーのギャラリーにて開催されています。
是非とも、お近くの方は足を運んでください。
写真では公開しきれない迫力ある絵も展示されています。

とても素敵なご縁に、感謝。

ホクホクとした気持ちを噛みしめながら、わたしは明日、雑誌の取材を受けます。
わたしも負けずに精力的に活躍していきます！
今回取材を受ける雑誌は、これから創刊され、書店、Amazonでも販売の予定とのこと。

販売開始されましたら、この場にてお知らせしたいと思います。
なお来年はわたしの絵が、ジグソーパズルとなって販売される予定もあります。
それも、後ほど公開しますね。

全然告知をしていないのですが…これからはもう少しマメに活動報告していきたいと思います。