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RooK@曼荼羅アーティスト
2021年9月16日 11:09
空は晴れていて、けれども太陽が地平線の向こうへと去ろうとしている。いくつか浮かぶ雲のひとつが、突然、泣きはじめた。落ちる涙は、夕暮れの晴れ間に降りそそぐ雨となる。「どうしたの」あまつぶたちが、聞いた。「わからない。なんだか、胸がざわざわして止まらないんだ」次からつぎへと涙があふれる。「そっか。そんなときもあるよね」雲をはげますように、あまつぶたちは踊りは