虫歯予防のフッ素は、身体に悪いのか
1.フッ素に関する噂
栄養療法など、歯科で塗布されているフッ素は実は危険だとか聞いたことありませんか?
これは、形状の認識や量の概念に問題があるようです。
結論を言うと、フッ素は虫歯予防に効果があり安全ということです。
2.歯科で塗布されるフッ素とは
歯科で塗布されるフッ素は、「フッ化ナトリウム」であり、フッ素単体ではありません。
フッ素単体では、気体で猛毒ですが、フッ化ナトリウムはフッ素とナトリウムがくっついたものであり物質としては非常に安定した物質とのことです。
塩だって、塩素とナトリウムからなる化合物ですが、塩素単体だと腐食性、毒性があり危険です。
3.フッ化ナトリウムで中毒が起こる
これは、歯科で塗布される量をはるかに超える量のフッ化ナトリウムを摂取した場合のようです。適量を守っていれば、安全とのことです。
フッ素は骨肉腫になる→ 歯科の100倍の濃度のフッ素を細胞に直接かける
フッ素で中毒症になる→約20kgの6歳児で歯磨き剤のチューブ(950ppm 60g)を1.7本をラッパ飲み。
こんな量をとれば、中毒になったりするのは当然ですよね。
醤油だって、がぶ飲みしたら危険です。
量を誤れば危険…当たり前のことですね。
4.フッ素塗布の効果
1981年に新潟県は「むし歯半減10か年運動」をスタート。保育園、幼稚園、小・中学校でのフッ素洗口のほか、歯科でのフッ素塗布を進めたそうです。
結果、12歳の子どもの虫歯数の少なさでは、2000年から18年連続トップという成績を残しました。
フッ素入り歯磨き粉等を使って、虫歯予防に努めましょう。