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言葉と口と脳と

私はたまたま日本語と英語とスペイン語がしゃべれるようになる環境で育ち、大学でフランス語を受講し、今はスワヒリ語を使っています。よく混ざらないね、頭の中どうなってるの?と訊かれるけどそんなの自分でもわからない。でも混ざらなくないのと、なんとなく気付いたことがあるので共有してみようと思います。これはもちろん私だけの話で、周りに多言語話す人たくさんいるけど彼らはどうなってるのかは知りません。ぜひ教えてほしい。

日本語と英語とスペイン語の時点では混ざることはまずなかったし、フランス語は授業以外で使う機会がなかったから混ざるも何もなかったのですが、大学でタイに行くプログラムがあって、タイ語の単語を少し教えてもらう機会がありました。そこでタイ語を発しようとして頭に浮かぶのはフランス語ばかり。タイ人に対してouiとか言っちゃったりして。どうやら大人になってから覚えたあまり使わない言語は同じ引き出しにしまわれるらしい。

さて、今はスワヒリ語を活動で使っているわけですが、ローマ字読みでスペイン語や日本語に音が似ている。スワヒリ語はバンツー言語なわけだけれども外来語もたくさんあって、多くはアラビア語や英語から来ている印象だけどもスペイン語から来ている言葉とかもあるのね。そのせいもあってかスワヒリ語とスペイン語が混ざるんです。

1. スワヒリ語を話しているときにちょくちょくスペイン語の単語が入る
スワヒリ語初心者なので全然ボキャブラリーがそもそもないわけですが、一生懸命話しているとこまごました単語が混ざる混ざる。Si (=if) とかcasi (=almost) とかが挿入されてしまいます。スワヒリ語だと違う意味になるからどうにかしないといけない。

2. スペイン語を発しようとしてもスワヒリ語しか浮かんでこない
語学学校や遠足先の博物館でたまたま南米の方たちに会う機会がありました。スペイン語が聞こえてきたから外国にいるのをいいことにどこから来たの?ってスペイン語で話しかけるんだが…浮かんでくるのはスワヒリ語ばかり。スイッチが入れば大丈夫なんですが、その切り替えに今までで一番時間がかかります。

これ、勝手に音が似ているからかなーと思っています。口の動かし方などが似ているから近い引き出しにしまわれているのかな?詳しい方いたら教えてください。

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