「人」は誰もが特別で、「今」は誰にも格別です。

■私と同じ人っているの?
今度は、人。

さて、私と全く同じ人って、この世に存在するのだろうか?
証明はできないですが、多分、いないんじゃないかなと思います。

新入社員の頃の自分と、今の自分とも、
同じ自分ではありますが、厳密にいうと違うんじゃないかなと思います。

もし、そうだとすると、この世に存在している人は、
性格や遺伝子や名前や誕生日など似てたり、同じ人もいるかもしれません。
けど、完全一致する人は、存在しないんじゃないかなと思います。

また、一人一人、この世に生まれて、生きていく。
その一人一人の人生は、誰かのものではなくって、
その人にだけ提供された、かけがえのない人生なんだろうなと。

■生きてるのって、いつ?
そして、人生には、過去も未来もありますが、
その過去の自分も、未来の自分も、
それを考えたり、思い浮かべたり、執着しているのは、
今、ここに生きている自分なんですね。

「お前!新人の頃、ひどかったよな!」と言われても、
その時は、それが精一杯で、当時言われても理解さえできなかった。
今なら、理解できるけど、でもそれは、もう済んでしまったことなんです。
生きているのは、今、この瞬間の連続なんです。

過去の自分を反省して、過去から学ぶことは、今に繋がり大事です。
また、未来がこうなったら良い!と描いたり、
未来に病気になったらどうしよう!と恐れたり、と、
希望や不満を感じたり、そこに向かって行動するのも、今なんです。

だから、人から何を言われても、
自分で自分に何を言おうとも、今の自分が全てなんです。
※過去も未来も、
 取り返しのつかない事も、あるかもしれませんが・・・。

■人は誰もが特別で、今は誰にも格別です
人には凄い能力があって、
自分が心の底から思ったり、考えたりすることが、起こるんだと。

凄く幸せなことを体験する方もいれば、
凄く苦しいことを体験する方もいる。
一見、人生は不平等にも見えて、嘆きたくなる時もあります。

だけど、どんな状況でも、その人の人生はその人だけのものです。
その人の味わう感情も、経験する体験も、五感を通じて受け取るものも、
求めるものも何もかも、その人だからこそのものになります。

新入社員の時に、トラブルを招き、怒られた時。
「こんな俺に、価値なんてないんだ・・・」と嘆いた時もあります。
だけど、そのトラブルを体験したことも、私自身の財産です。

「自分」という存在は、
誰に否定され、誰に攻撃されることの無い、かけがえのないものです。

「今」という時間は、
過去も未来も、もちろん現在も、
自分がこの人生で何かを生み出せる唯一のタイミングです。

もし、今、生きづらさを感じたり、
自分らしさを押し殺して、違和感を感じたりしているなら、
まずは、「自分」が「他の人と同じく」特別な存在で、
全てのスイッチである「今」という特別な時間に意識を向けられたら、
何かに大事なことが浮かび、気づきが得られるかもしれないですね。

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