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RONI
2022年4月12日 21:02
今日のようなひたすら明るい青空だった。春の行楽日和とはこのこと。お出掛けしたくなるようなお天気の中、その日の空の色と同じような明るいブルーのスーツケースを引きずった母を従えて、私はがんセンターの入り口を、胸を張ってくぐった。胸を張らなければ何かに負けそうだった。「おはようございます!付き添いですか!」係員が爽やかに問いかける。「いえ、私が入院です!」爽やかに答える。できるだけ明るく爽やか