すごいぞヒートショックプロテイン君【第一話】~入浴、その向こう側へ~
やあ、おいらの名前はヒートショックプロテイン(以降HSPと省略)。
おいら凄いよ、美容とか、免疫強化とか、がん予防とかに役立っているんだ。
でも今回はタイトルの通り進めなくちゃいけないから筋量維持のことについて武勇伝を語っていくぜ。
ざっくりまとめると
湯船につかって筋減少を食い止めることができるよ。
ってことだ。廃用性筋委縮(筋肉使わな過ぎて減っていくこと)に対して効果があるよ。(ちなみにストレッチも廃用性筋委縮抑制効果が認められている。)
つまり今回のコロナ騒動で家でごろごろしてる人たちとおいらはベストカップルってわけさ。ハハハ
おいらは必殺技みたいな名前の通り体温が上がると活動するよ。タイトルにお風呂とか書いてるけど実は方法は何でもよいんだ。
下の図の温熱方法を「お湯」「電熱版」で分けても効果があるか調べた研究をみてくれや。¹)
これによると電熱プレートだけどほかにもサウナミストとか室温とかでもおいら働いちゃうよ。
あと温熱刺激の効果が1週間では見られなく2週間目で見られたことから継続的に温熱刺激を入れないとおいら働かないからね。一日湯船につかったからって彼氏面しないでよね。
温度や時間は研究によって違うんだけど40℃前後を20分~60分やっていたよ
最後にまとめると
大体40℃前後の湯船に20分以上を継続的に
が目安やで。
怪我でギプスつけてるから入浴難しい人とかも同じように湯たんぽとかで同じくらいの時間温めればよいよ。(炎症治まってからね!)
次回 最終話(投稿未定)
~さよならヒートショックプロテイン君~
参考文献
¹)温熱負荷方法の違いがラットヒラメ筋の廃用性筋萎縮の進行抑制におよぼす影響温水浴と電気熱プレートの比較
渡部由香ら (2006)
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