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第15回 イチローの名言〜日米で偉業を成し遂げた天才バッターが語る成長法則とは?【名言と本の紹介エッセイ】


「壁というのは、できる人にしかやってこない。
越えられる可能性がある人にしかやってこない。
だから、壁がある時はチャンスだと思っている。」



壁を感じるというのは挑戦しているからこそ。
試練があるからこそ創意工夫が生まれる。

壁のお陰で成長を感じられる。


「びっくりするような好プレイが勝ちに結びつくことは少ないです。
確実にこなさないといけないプレイを確実にこなせるチームは強いと思います。」



一発屋で終わらずに長く続くブランドは、基礎力が徹底していて足腰が強い。

当たり前のことを当たり前以上にやる。


「第三者の評価を意識した生き方はしたくない。
自分が納得した生き方をしたい。」



客観的な第三者目線も大事だが、最終的には自分軸で自分の進路を決めたい。

その方が仮に上手くいかなかった場合でも、他人のせいにしないですむから。

人の目ばかり気にしないこと。


「プロ野球選手は人と違う個性がないと面白くない。
打ち方や仕草、何でもいい。
その上で結果を残せば、それがその選手の代名詞にもなる。」



できるだけ人から愛される差別化を図る。

外から借りるのではなく、自分の中にあるものを磨いてみる。

自分だけの宝物だ。


「憧れを持ちすぎて、自分の可能性を潰してしまう人はたくさんいます。
自分の持っている能力を活かすことができれば、可能性は広がると思います。」



憧れている対象と自分の知識や経験とは、その背景や前提が違う場合がある。

憧れは憧れとして、自分の良さを磨こう。


「小さいことを重ねることが
とんでもないところに行くただひとつの道。」


いきなり大きな成果を狙おうとすると、大抵上手くいかない。

日々の少しずつの改善・改良の積み重ねが、近い未来に大きな成果を創り出す。

世界企業のトヨタも、そうやって発展してきた。


「今自分がやっていることが好きであるかどうか。
それさえあれば自分を磨こうとするし、常に前に進もうとする自分がいるはず。」


今目の前で取り組んでいることを好きになるための努力は大事。

しかし、もっと大事なのは好きになれるものに自分から出会いに行くこと。


「メジャーリーガーの凄いところは、一度『あ、すごい選手だ』と認めたら、2,500本もヒットを打っている選手でも聞きに来ます。
それが偉大な点ですね。」


自分の成長のためには、良い意味で謙虚で貪欲なところが一流の人の凄いところ。

余計なプライドは捨てている。


「彼(イチロー)と一緒にやったから、僕はたぶん現役を20年できたのかなと思うんです。」

元メジャーリーガー 田口壮


良きライバルや仲間の存在が自分を駆り立ててくれる。

仕事も、何をするかではなく、誰とやるかが大事であるように思う。

年齢を重ねて、次第にそのように思うようになってきた。


「僕は子供のころから、目標を持って努力するのが好きなんです。
だって、その努力が結果として出るのは嬉しいじゃないですか。」


勉強がつまらなく感じてしまうのは、タイムリーなフィードバックがない場合に多い。

インプットしたら、すぐにテストしてみることだ。


「人が僕のことを努力もせずに打てるんだと思うなら、それは間違いです。」


成果を出している人は、人知れず努力しているもの。

しかも、努力を努力だと思っていない。

毎朝の歯磨きと同じく、当たり前のルーティーンとしてやっている。

プロセスをよく見てみよう。


「嫌いなことをやれと言われてやれる能力は、後で必ず活きてきます。」


好きなことだけして生きていけたらとは誰しも願うところ。

ただ弱点や嫌いなことも、平均点くらいは努力してとれるようになっておきたい。

得意分野を伸ばし、かつ、穴のない人が活躍している。


「打てない時期にこそ、勇気を持ってなるべくバットから離れるべきです。
そうしないと、もっと怖くなる時があります。
そういう時期にどうやって気分転換するかは、すごく大事なことです。」


物事が上手くいかない時には、一歩引いて、大局的な観点を取り戻すべし。


「少しずつ前に進んでいるという感覚は、人間としてすごく大事。」


悪しき完璧主義に陥って少しも前に進まないよりは、たとえ80点の出来でも形にして前に進み続けることの方が人のやる気は持続する。

苦しくてもやり続けられるのは目に見える形になっていくからこそ。


「しっかりと準備もしていないのに、目標を語る資格はない。」


目指す目標があるのであれば、それを実現するために足元をがっちり固めることから始めよう。

戦略的行動とは、目標達成のための準備行動をストーリー立ててやることと言っても良い。

準備を怠らない。


「どうやってヒットを打ったのかが問題です。
たまたま出たヒットではなにも得られません。」


1つのやり方で上手くいったら、必ず事後検証をしよう。

1つの成功例を再現性あるものに高めるためには必要なプロセス。

一発屋で終わるのはもったいない。

振り返りが大切。


最後までお読みいただきまして、誠にありがとうございました。

今回は、日米のプロ野球で偉業を成し遂げた天才バッターであるイチローさんの名言をご紹介してみました。

(過去にツイートしてきたものをまとめた記事になります)


以前から私は、イチローさんがなぜ偉業を成し遂げられたのかについて、その秘訣のようなものへの関心がありました。

「天才だから」

という一言だけで片付けてしまったのでは、私のような凡人が今後の人生で活かせそうな教訓を学び取ることはできません。

そのため、定期的にイチローさんの名言を調べて、私なりにその秘密を探っていました。

そして、私なりの解釈を加えて、これまでにツイートしてきたつもりです。

アスリートの方だけでなく、現代を生きる多くの社会人の皆様にとって、どれも気づきや学びになる内容が豊富ではないかと思います。

そういえば、先日イチローさんが学校の先生役で出演していらっしゃる以下のような動画を拝見しました。

インタビュアーの鈴木さんから、
「若者はスピードと根性とあと何が必要?」というテーマで質問されていた回でした。

イチローさんはしばらく考え込んだ後に、こう答えます。

「やり続けること。継続力」

まさに我が意を得たり!といった感動を覚えました。

「ローマは一日にして成らず」といいます。

私のような凡人は、いきなり大それたことをすることはできません。

しかし、小さなことをコツコツとやり続けることならできそうです。

もちろん、継続こそが最も難しいのだということは、毎日Twitterに投稿し続けていますとよく分かります。

それでも、毎日発信し続けていますと、それが習慣になって、だんだん楽しくなっていきます。

また、発信し続けている姿勢を見て、自分のことを認めてくださる方が、一人、また一人と現れます。

発信を続けていくうちに、職場と家との往復に過ぎなかった毎日の景色がだんだん変わっていきました。

天才バッターであるイチローさんの言葉に、改めて背中を押してもらえた感じがします。

天才でさえ継続的な努力が大事だとおっしゃっているのですから、特に才能があるわけでもない自分はもっと頑張らねばと、尻を叩いてもらえました。

また、逆に言えば、いきなり大それたことを目指さなくても良い、というふうにも自分なりに解釈しました。

だからこそ、私は自分が好きな文章を書くことをこれからもコツコツと続けていきたいと思います。

文章が人と人とをつないでくれることを信じています。


次回作も楽しみに待っていていただけたら嬉しいです。

名言と本を紹介していく試みにご賛同いただける方は、スキやコメントをしていただけますと大変励みになります。

それでは今日はこの辺で。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

戦略マスター頼朝

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