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第3回 オードリー・ヘップバーンの名言~レジスタンスのお手伝いから世界的女優にまで登り詰めた女性のセルフブランディング~【名言と本の紹介エッセイ】

こんにちは。
戦略マスター頼朝と申します。

Twitterアカウント「戦略マスター頼朝@書くセラピー/文章でブランディング」(@6VQGPJH3FHYoZn6)にて、名言と本の紹介を毎日ツイートしています。

名言や名著は、困難や葛藤を抱えながら生きている人に勇気や活力をもたらしてくれます。
私自身、自分のリーダーシップのあり方に悩んでいた若い頃にどれだけ助けられたか分かりません。

そこで、【名言と本の紹介エッセイ】第3回目は、往年の名女優であり、永遠の妖精・オードリー・ヘップバーンの名言をまとめてご紹介します。
(*過去のツイートを編集したものになります。)

オードリー・ヘップバーンは、『ローマの休日』(1953年)に好演したことでアカデミー主演女優賞を獲得して一躍世界的な人気女優に駆け上がりました。
続いて、『麗しのサブリナ』(1954年)、『尼僧物語』(1959年)、『ティファニーで朝食を』(1961年)、『シャレード』(1963年)、『マイフェアレディ』(1964年)、『暗くなるまで待って』(1967年)などの人気作品に次々と出演しました。

かなり華やかな経歴のオードリー・ヘップバーンですが、実は少女時代の第二次世界大戦中にはドイツ軍が占領していたオランダに住んでいたこともあります。
そこでの生活では、ナチス・ドイツの迫害から身を守るために息を潜めながら、レジスタンス運動の手伝いをしていたことでも知られています。

過酷な戦争体験が心の底にあったためか、1970年代以降のオードリー・ヘップバーンはたまに映画に出演するだけで、ユニセフ親善大使としてアフリカや南米、アジアなどの恵まれない子供たちへの援助活動に献身的に尽くしました。

レジスタンス運動のお手伝いをしていたような健気な少女が、後に世界的な名女優になり、そして国際貢献にその身を尽くすようになったのです。

そのような人生から生まれたオードリー・ヘップバーンの言葉には、現代を生きる我々にとっても、豊かな人生を送る上で示唆に富むものが多く含まれていると思います。

この【名言と本の紹介エッセイ】では、私・戦略マスター頼朝がオードリー・ヘップバーンの名言に絡めて好き勝手な感想や意見を語っております。
それも合わせてお楽しみ頂ければ幸いです。
言わば、名言を題材にした個人的なエッセイになります。
(*名言を題材にせず、個人的な思いや考えをツイートしただけのものも含みます。)

ご興味のある方はぜひご覧になってください。

それでは行ってみましょう!



自分の欠点と他人の欠点

「私にとって最高の勝利は、
自分と他人の欠点を受け入れられるようになったこと。」
女優 オードリー・ヘップバーン


自分と他人の欠点の両方を受け入れるのはなかなか難しい。

特に他人の欠点を受け入れるのは、精神的にかなり成熟してからでないと難しいかもしれない。
どうしても寛容さが必要になるからだ。

時には、自分の欠点を棚に上げて、他人の欠点ばかりが目についてしまうこともある。
私自身、今でもそうかもしれないが、若い頃は特に器が小さかったかもしれない。笑

ただ、ギスギスしあっても毎日が楽しくない。
せっかく仲良くなった友人であるにもかかわらず、ささいな欠点が目について指摘し合うようになると、いつの間にか関係性が失われていく。
やっぱり、それではもったいない。

本当の寛容さを身に付けた時、自分も周りの人達も楽になるのだろう。




最高のメイクとは

「いつも笑顔の子が一番美しい。」 
女優 オードリー・ヘップバーン 


いつも笑顔の人は笑顔でいられるための努力をしている。 
人間関係を良くするために自分の内面から鍛えている。 
仕事が上手くいっている人の多くは自然な笑顔を相手に見せられる人。 

どんなに着飾っても、どんなにばっちりメイクをしても、いつも仏頂面をしていては、自分本来の魅力を発揮するのは難しい。
それでも自分の本当の良さを見つけようとしてくれるのは、家族や親友などのごく少数にとどまるだろう。

どんなに優れた営業トークを持っていても、仏頂面で話すセールスパーソンよりは、爽やかな笑顔を見せながら親切に話を聞いてくれるセールスパーソンに心を開きやすい。

そう考えると、笑顔は最強の営業ツールになると思う。
営業だけでなく、日ごろの人間関係も良くしてくれる。

そして、笑顔でいるためには、良い環境づくりも大切。
良い環境は口を開けて待っていても、整うことはない。
誰かが整えてくれるわけではないから。

だから、自分が笑顔でいられる環境を自分で整えることから始めてみよう。
きっと、その努力は近い将来に多くのメリットをもたらしてくれるだろう。

それにしても、オードリーの笑顔は時を越えて美しい。笑




魅力的な唇と愛らしい瞳になる秘密

「魅力的な唇のためには、優しい言葉を紡ぐこと。
愛らしい瞳のためには、人々の素晴らしさを見つけること。」
女優 オードリー・ヘップバーン

笑う門には福来たる。
良い言葉を発すれば、良い仲間が集まる可能性が高くなる。
人の短所を見つけるよりも長所に目をやる方が、その眼差しは優しくなる。

荒々しい言葉を発する人よりは、気遣いのある優しい言葉を発する人の方が安心できる。

他人の短所には目をつぶる寛容さを持っていれば、長所の方に目が行くようになる。
そのような目をした人は、やっぱり優しい人だ。




磨きをかけるべきところとは?

「自分自身に対して100%率直になって、
欠点から目をそらさずに正面から向かい合い、欠点以外のものに磨きをかけるのです。」
女優 オードリー・ヘップバーン


名女優さんは、
セルフ・ブランディングのプロ。
その姿勢には勉強になる点が多い。

ポイントは「欠点以外のものに磨きをかける」と語っていること。
おそらく、欠点に磨きをかけようとすると無理が生じてしまい、嫌になってしまうからだろう。
それでは努力が長続きしない。
しかも、頑張っても平均点止まり。

そこにかける時間と労力があるならば、欠点以外のものに磨きをかけて、次々に長所に変えていく方が生産的だ。

さらに、長所に磨きをかければ、そこに独自性が生まれてくる。
他者と差別化された有益な独自性こそがブランド価値になる。

周りからブランド価値が認められているようなセルフブランディングが上手な人は、欠点の修正はそこそこに、長所に独自性が備わるような磨き方をやり続けているように思う。

余談ですが、今でも「ローマの休日」が大好きです。笑




愛をしっかり守る理由

「全てを奪い取られ、人生を引き裂かれるのを私は恐ろしいほど見せつけられました。
だから愛をしっかり守るのです。」
女優 オードリー・ヘップバーン


第二次大戦中ナチス占領下のオランダで奇跡的に生き延びた少女は、後に世界的な女優へ。

ただ、有名になった後も、苦しい時代のことを忘れなかった。
過酷な戦争体験が彼女の心の底にあり続けたのだろう。

そのため、晩年はユニセフ親善大使として、アフリカや南米、アジアの恵まれない子供たちのために多大な貢献をするようになった。

彼女の生き様は、名女優というくくりには収まらない、かっこよさがある。




庭に花や木を植えるのはなぜ?

「庭に花や木を植えることは、明日を信じること。」
女優 オードリー・ヘップバーン


花や木は、明日以降に花や実をつける。
とすれば、花や木を植えるのは明日以降の未来があることを信じているということ。

つまり、花や木を植えて育てることは、希望の行為だと言える。

晩年のオードリーはユニセフ親善大使として、未来を担う子供たちが自分の人生を歩んでいけるように、数々の尽力をした。

翻って、毎日コツコツ文章を書くといった資産作りをするのも未来を信じてのこと。

例えば、日記を書くことは、今日までの自分を振り返って自分の本当の心の声と対話することだと言える。

ただ、それだけには留まらない。

書きためた自分の文章を読み返すことで、未来に活かせる知恵を汲み取れることもたくさんある。

よし、今日も文章を書こう。




人生で何をなすべきか

「人生について深刻に考えたりはしないけど…
私の人生で何をするかは真剣に考えているわ。」
女優 オードリー・ヘップバーン


人生について深く考えすぎるとノイローゼ気味になるので(笑)、それはほどほどに。

ただ、自分がこの世で何を為し、何を残すかを考えるのは、後悔なく生きるのに必要だと思う。

その際の考え方のポイントとしては、具体的な問いを立ててみることがお勧め。

例えば、

・自分が本当にやりたいことは何か?
・10年後の未来はどうなっていたいのか?
・周りにはどういう人たちにいてもらいたいのか?

といった具体的な問いかけを自分にしてみること。

人生という抽象的で漠然としたものを深刻に考え出すと、ノイローゼになってしまうかもしれないが、具体的な問いを立ててみることで、近い未来のことを考えやすくなる。

だから、たまには自分で具体的な問いを立てて、本当の思いを探る旅に出てみよう。

そして、出てきた答えを文章にして書き残しておこう。

後から振り返って読むことで、自分の成長具合や変化が手に取るように分かるから。

少なくとも頭の中でモヤモヤと堂々巡りな考え方をしているよりは、よっぽど健康的だ。




死を前にしたとき

「死を前にしたとき、みじめな気持ちで人生を振り返らなくてはならないとしたら、いやな出来事や逃したチャンス、やり残したことばかりを思い出すとしたら、それはとても不幸なことだと思うの。」
女優 オードリー・ヘップバーン


失敗や苦難があった人生でも、これからの物語は自分で脚本できる。

しかも、過去に起こってしまった出来事自体は変えられなくても、その事実に対する解釈は自分の捉え方次第で変えることができる。

せっかく失敗したり、苦難を経験したのであれば、そこから何かしら教訓を汲み取りたい。
そして、その教訓を同じような境遇で困っている人のために役立てたなら、その失敗や苦難は未来に成功をもたらすための種だったと思えるようになる。

その時に、過去の失敗や苦難を惨めなことだとは思わなくなるだろう。

過去の出来事からの経験を未来を生きるエネルギーへと転換していこう。




一流でない男とは?

「威張る男の人って、要するにまだ一流でないってことなのよ。」
女優 オードリー・ヘップバーン


私自身も男性なので、ちょっと思い当たるところがあり、反省しております。笑
特に、若い頃の私は無駄に尖っていて、無駄に肩で風を切って歩くような男でした。汗

幸い、周りの人たちの寛容さのおかげで生きてくることができましたが、今思えばものすごく恥ずかしいです。笑

女性の目は中身のない男を見破ることにも鋭さを発揮しますので、おそらく周りの女性たちから自分の底の浅さを見抜かれていたことでしょう。
幸い優しい女性たちばかりでしたので、なんだかんだ言いつつ見逃してくれていたのでしょうが。

ですので、過去の反省を活かして、できるだけ一流の人間に近づけるように精進致します。

確かに、男女問わず、本当に自分に自信がある人は、他人に威張ったりしないですよね。

威張ったりしなくても、周りの人の方から自然に自分の価値を認めてくれるわけですから。

一流の人は余裕が違います。笑

そうなれるように頑張りたいものです。




自分のスタイル

「なぜ変わろうとするの?
皆それぞれのスタイルがあるんだから、自分のスタイルが見つけられたなら、それを変えようとする必要なんてないわ。」
女優 オードリー・ヘップバーン


自分がやり続けられるスタイルこそが、独自のブランド価値になる。

1つのことをやり続けるうちにスタイルが確立する。

そして、スタイルが確立すると、それが独自性ある価値だと認めてくれる人が1人、また1人と現れてくれたりするから。

ポイントは、100人の人がいるとしたら、100人の人すべてに好かれるようなスタイルを目指そうとしないこと。

すべての人に好かれようとすると、主張がぼやけてしまい、かえって誰の心にも刺さらないメッセージになってしまう。

つまり、誰にでも好かれようとすると、かえって誰からも好かれないという悲劇が起こりがち。

むしろ、謙虚な気持ちになって、自分が本当に届けたい1人の人に届けるつもりで、独自の尖ったメッセージを届けるようにしたい。

それを積み重ねることで、独自の価値=ブランド価値を認めてくれる人が少しずつ増えていくから。

経営資源が豊富な巨大資本でもない限りは、まずはターゲット顧客層を絞って、本当に伝えたい尖ったメッセージをコツコツと伝えていくようにしよう。




最後までお読みいただきましてありがとうございました。

正直言って、オードリー・ヘップバーンは、ルックスの美しさだけでなく、生き様自体が美しくてかっこいいなと感じております。
男性の私から見ても、見習いたいようなかっこ良さです。

売れた人にありがちなチャラチャラした人生を送るのではなく、自分ができることで人々へ貢献していこうという晩年の彼女の姿勢に心打たれます。
恵まれない子供たちに対して多大な貢献をした1人の女性がいたことを心に刻んでおきたいですね。

今回の名言と本の紹介エッセイが何かしら読者の皆様のお役に立てたら幸いです。

興味を持っていただけましたら、ぜひ次回作も楽しみに待っていて下さると嬉しいです。

これからも名言と本の紹介をコツコツと続けて参りたいと思います。
応援のほどどうぞよろしくお願い申し上げます。

戦略マスター頼朝






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