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短時間睡眠が翌日に及ぼす影響は?【おもし論文】

皆さんは、1日の終わりにどのくらい睡眠時間をとっていますか?
ショートスリーパーやロングスリーパー、夜勤のある仕事など、睡眠時間だけでなく睡眠をとる時間帯も人それぞれだと思います。

学生さんであればテスト前の一夜漬け、社会人の方は残業で睡眠時間が削られる、そんなこともあるかと思います。


そこで今回ご紹介する論文です。
睡眠時間が翌日終日の認知・運動機能に与える影響
(著:瀬尾明彦、砂川久弥、土井幸輝、鈴木哲)


短時間の睡眠は認知機能に悪影響を与える

この研究では、睡眠を6時間とったグループと、睡眠を3時間しかとらなかったグループで分けて行っています。

結果は、短時間睡眠の方が知覚・思考・記憶機能等の認知機能が起床直後だけでなく終日影響を及ぼしたようです。


動作機能には影響が少ないけれど…

睡眠時間の違いにおいて、動作機能については影響が少なかったようですが、睡眠時間が少ない方が主観的な負担感が大きかったようです。


ショートスリーパーについて

近頃、ショートスリーパーに関連するとされる遺伝子が発見されたという記事も目にしましたが、ショートスリーパー及びロングスリーパーに焦点を当てた論文は見つけることができませんでした。

今回の被験者は全員睡眠時間が中間型であったため、今後ショートスリーパーとロングスリーパーの違いなどといった論文が見つかったら是非読んでみたいと思います。

個人的にはショートスリーパーになっていろんなことを効率的におこないたいなと思いますが、残念ながら筆者はロングスリーパーなので希望は薄いです…

最後までお読みいただきありがとうございました。


参考文献

「睡眠時間が翌日終日の認知・運動機能に与える影響」
(著:瀬尾明彦、砂川久弥、土井幸輝、鈴木哲)

https://www.jstage.jst.go.jp/article/ithc/3/2/3_2_96/_pdf


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