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デザインチーム勉強会でスキルアップ〜継続するための運営のポイント〜

こんにちは!はじめまして、RENOSYデザインチームのロナルドです。
UIデザイナーとして不動産サービス「RENOSY」のUI設計、広告クリエイティブの制作に携わっています。デザインチーム内では、スキルアップ担当大臣の運営メンバーとしても活動しています。(デザインチームの担当大臣についてはマネージャの清水の記事をご参考ください。

スキルアップ担当大臣ではチームメンバーのスキルアップやチーム内コミュニケーションの活性化に力を入れています。

今回は私たちが運営する勉強会についてご紹介したいと思います。
チームメンバーのインプット量を増やしたい、社内勉強会をやってみたいという方にこちらの記事が少しでも参考になればうれしいです。

チーム勉強会をはじめた目的

チーム内コミュニケーションの活性化
現状、プロジェクトひとつに対して一人のデザイナーが担当することが多いため、共通のプロジェクトを一緒に制作する機会がなかなかありません。
そのため、チーム内のコミュニケーションが不足気味という課題がありました。
勉強会を行うことで、普段の業務とは少し離れた会話ができるだけでなく、お互いの得意不得意の理解が深まりチームの活性化に繋がるのではないかと考えました。

知識のインプットとアウトプットを習慣的に
メンバーにヒアリングを行ったところ、普段は目の前の業務に没頭してしまい、新しい知識のインプットが足りていないと感じているメンバーがいることが分かりました。また、逆に普段インプットはできていても、それをアウトプットとして活かす機会が少なく、スキルとして定着しないという悩みを抱えるメンバーも。
そこで、プレゼンテーションやファシリテーションの練習の場も兼ねて、勉強会を始めることにしました。

チーム勉強会の仕組み

頻度は月に1回、登壇者を持ち回りで回すスタイルを取っています。一年ほど試行錯誤を繰り返した結果、今はこのようなフローで運営をしています。

チーム内の事前アンケート
勉強会のテーマについては、デザインに関連する領域や実際の業務で活かせそうかなどの観点でスキルアップ担当大臣でピックアップし、アンケートをとっています。メンバーの関心が高い内容がはっきりわかり、優先的に行うべきテーマを把握できるようになります。

実際デザインチーム内で調査した結果

開催テーマの選定
このアンケート結果を踏まえて、登壇者と一緒にテーマを決めていきます。ここでのポイントは、登壇者が選ぶテーマは必ずしも自分が得意な分野ではなくても良いということです。これは、興味を持って新たな分野の知識をインプットすることも勉強会の一環だと捉えているためです。勉強会の開催をきっかけに他のチームメンバーと話すことで登壇者自身が新たな気づきを得ることができます。

開催内容の確認
開催日の1週間前に運営メンバーと登壇者で開催内容の確認を行います。例えば、

  • 開催形式(ワークショップか座学)

  • もっとわかりやすくなる箇所があるかどうか(もっと実例を追加するなど)

  • プレゼン資料だけで内容はわかるかどうか(当日参加できなかった方にも資料だけでわかる内容がベスト)

開催時
勉強会開催当日。運営側は、タイムキープや録画、チャットや質問コーナーの盛り上げなど、登壇者がスムーズに進められるようにサポートしていきます。

開催後のアクション
開催後には参加者に満足度や印象に残った内容などに関する簡単なアンケートを実施。後日運営メンバーと登壇者でアンケート結果を見ながら一緒に振り返りを行っています。良いところはキープ、改善すべきところは一緒に施策を検討することで、運営側・登壇側両方から勉強会の質をさらに改善できるよう心がけています。

勉強会実施後の振り返り

チーム勉強会で得られる効果

スキルアップを実感
勉強会では分野はあまり限定せず、デザインに関わる様々なテーマ、例えばOOUI、情報設計、UXリサーチなど半期で10回にわたり開催してきました。そのため、各登壇者がそれぞれの得意分野について発表でき、参加したメンバーは新しい気づきや刺激を得ることができます。参加者からは「毎回テーマが違い面白いです!」「あまり触れたことない分野に触れる事ができて良かったです。」という声も上がっていました。

発表者にとっても、他のメンバーのスキルアップを支援できていることがモチベーションにつながっているようです。私自身、運営チーム側としても、司会者としての機会がすくなく、イベント進行の仕方と参加者が質問させるような部分に非常に苦労しました。その積み重ねで、司会者としての進行のいろはや時間コントロール、ファシリテーションなどを勉強することができました。

コミュニケーションが増える
勉強会を通じて、普段は関わりが少ないメンバー同士で会話する機会になっています。実施会によってはデザイナー同士だけではなく、ディレクター、フロントのメンバーたちともチームを横断するコミュニュケーションが増え、新しい知識と発想の刺激を得ることができます。

プレゼンテーションの能力の向上
勉強会では全員にプレゼンテーションをする機会が与えられます。実践を通じて、資料作りや話し方の練習になるだけでなく、他のメンバーのプレゼンテーションを見ることで学びになります。勉強会後のアンケートなどを通じてフィードバックを得られるため、自身の良い点や改善点を見つけ、プレセンテーション能力の向上に繋げる事ができます。

まとめ

勉強会を進行する様子

勉強会を通して、新しい知識やスキルに触れるきっかけになり、他のチームメンバーのスキルや考え方への理解も深まるようになりました。

また、開催にあたって自分から知識を発信することによって、プレゼンやファシリテーションの練習にもなっています。何より、メンバー間のコミュニケーションが増え、相談しやすい雰囲気ができたり、デザインレビューの精度も上がった体感があります。

今後はデザインチームに止まらず、他のチームも巻き込み勉強会文化を浸透させていくのが目標です。この仕組みが必ずしもベストではないですが、チーム内の勉強会をやりたい方々にこの記事が少しでもヒントになれたら幸いです。

RENOSYのデザインチームについて

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