ルネサンス 歴史と芸術の物語/池上英洋
お盆休み初日。
部屋を片付けていたら読みかけの新書が出てきた。
『ルネサンス 歴史と芸術の物語』
小さい頃、テレビでフィレンツェの特集を見てから、フィレンツェにとても憧れた。
ルネサンスはフィレンツェではじまった。
メディチ家、ヴェッキオ橋、ミケランジェロ、、、わくわくするキーワードがたくさんのルネサンス。
芸術に触れたい、そんな気持ちが高まって、学生時代はあれこれ本を買った覚えがある。
そんな頃に手にした一冊。
久しぶりに通読してみる。
やっぱり面白い。
体系的に書かれているから、追いつけないくらいのキーワードが出てくるけれど、とりあえず一旦通読すれば、なんとなくルネサンスの輪郭が理解できる、そんな本。
先日紹介した徳島県の大塚美術館に陶版画がある作品も多いので、訪れる前後に読まれるのもおすすめ。
フィレンツェが舞台でとても好きな小説があって、それが『冷静と情熱のあいだ Blu』辻仁成
オレンジ色のクーポラ。
青い空。
フィレンツェの街を想いながら読むと、とても美しい物語。
教養っぽい知識を、もう少し丁寧に拾い集めたい気持ちもあるけど、肩肘はらない程度でいいや、とも思ったり。
あの街で食べたジェラートをぼんやり思い出しながら、日本の夏を過ごす今日。
ロン204.
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