ピアス問題

子供をインターに通わせていると発生する問題の一つに、ピアス問題がある。幼少の頃よりピアスをする子供たちも多いため、ピアスに関しての校則は何も設けていないインターが多い。みーちゃんのクラスでもピアスをしている子供はちらほらいる。何事にも興味深々なみーちゃんは、「私もピアスしたい」と言い出した。みーちゃんにピアスをさせるとなると(1)皮膚科に予約し、(2)朝晩ピアスした耳を消毒し(3)保守的な私の両親を説得し(4)小学生からピアスをさせる親カテゴリー入れられ、(5)ピアスをしたみーちゃんを保守的な日本社会で連れ歩くという罰ゲームの数々が私を待ち受けている。

みーちゃんを説得する方法はないだろうか・・・と悩みを友人に打ち明けたところ、「だから厳しめの私立小学校に入れとけばそんな問題は大学生までスルーできたのに・・・」と身も蓋もない。確かに厳しめの私立に入学させれば18歳まで学校が校則という権力のもとに子供の染髪・ピアス・化粧・ネイル・所持品の規制などを行ってくれるため、「学校の校則を守りなさい」と言えば良い。インターの多くは自主性を尊重すると言う名の下に、染髪・ピアス・化粧・ネイル・所持品の規制などに関するルールがないところが多い。つまり親が子供とガチバトルを繰り広げてながら、お互いにギリギリの妥協点を探り合う。

そもそもインターに通わせていると、親の方が圧倒的に負ける可能性が高い。多様性を尊重するのであれば、様々な髪の色(天然・染髪を問わず)を受け入れるべきである。親もVERYから出てきたような服装のマダムから、豹柄のジャージ(私)を着た人まで様々である。

私が子供をインターへ進学させて理由の一つに、自己決定能力と論理的に話し合う能力を積み重ねて欲しいからである。そして、自分で決めた後は責任や義務もしっかりと受け入れて欲しい。今回のピアス問題は、以下のように話し合った。

(1) 衛生上の理由から、必ず医療機関でピアスを開ける→自分で医療機関を調べて、予約を取ること(ピアス後のトラブルをネットで検索)

(2) 自分で責任を持ってアフターケアをする→ピアス後の消毒、トラブルが発生した際の医療機関への問合せ・及び通院などを全て自己の責任のもとに行うこと。

私は教育上必要であると思うことは全力でサポートする。しかし、必要でないと考えることに関しては、自分で責任を持って行えるまで実施するべきでないという考えを今までから説明してきた。今回もピアスをする必要性を感じないため、行うのであれば全て自己責任で行うようにと伝えた。

以上の2点を説明したところ、「中学生になるまで考える」という結論に至った。ひとまず、解決!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?