不登校「自信をつける」って、なんだろう。
こんにちは、麦原です。
オンラインで不登校の子どもたちやお家の人と関わるお仕事をしています。
先日、お仕事の先輩(ご自身もわが子の不登校に悩まれてきた経験があるベテランのママ)とお話する機会があり、その中ですごく考えさせられる話題がありました。
「不登校の子にオンラインで支援を続けていると、その時間はあまり変化がないように感じる。でも、オンラインでのやりとりで自信がつくと、不思議と子どもはリアルな世界で動き出すんだよねぇ…。」
これはハッとするお話でした。
不登校の子どもにとっての日常は基本的にお家の人との関わりで成り立っているものと思います。
そこにオンラインで別の大人と関わることが加わって、
日々やりとりをしながら
「だれかと関わること」の楽しさを感じたり
「自分もできる」と感じたりすると
その支援とは離れた別の場所(リアルなその子の世界)で、挑戦するようになるのかもしれません。
オンラインで関わっているとついオンライン上での関わりに発展性を求めたくなる時があります。
たとえば「画面オンにしてやりとりできないかな」や
「自分の話をたくさんしてもらいたいな」などです。
でも実際にやりとりしていて、
不登校の子が週に一度画面の前に座ってくれることがどれだけ素晴らしいことか…実感しています。
ものすごい努力と勇気で、向き合ってくれているその子に
「ハイ次」「ハイ次」とどんどん課題を提示していくのはしたくない。
でもそれでいいのかな、とふと考える自分もいて…。
そんな私の最近の悩みに
明るい道筋が見えたような気がしました。
私とのオンラインの時間が、いつかその子の「自信」になりますように。
「自信をつけさせる」っていうとなんだかおこがましいけれど、
何気ないやり取りが安心感につながったり
小さなチャレンジのきっかけになったりできたら
それは本当に嬉しいことだなあと思います。
そういう想いをもって、わたしは「安定した」「安心感のある」スタイルで授業や面談をしていきたいと思いました。
もし別のチャレンジがしたいとその子が思ったときには「きっと大丈夫だよ。応援しているね」と伝えたいです。
お家の人との関わりでも、同じことが言えるかもしれません。
「正論」や「明確な答え」が欲しいときもあれば
反対にそういうものは必要ない(答えがないことがもう分かっている状態)けれど、だれかに話したい。だれかと相談したい。というときってあると思います。
そんなときに、一緒に大切なその子のことについて話して
気持ちを共有することで、少し違った角度からの視点をもてるのではないかな、とも思います。
お家で過ごす子どもたちとそのお家の人にとって
温かくて少しの刺激が得られるような関わりを
これからも考えていきたいなと思っております。
最後まで読んでくださってありがとうございました。
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