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スポーツ栄養士になるまで

スポーツ栄養士にどうやったらなれるんですか?

とよくインスタにDMもらったり、ブログに問い合わせきたりするので、私がどうやってスポーツ栄養士と名乗れるまでになったかをお話していきたいと思う。

最初に就職したのは病院

大学卒業後、管理栄養士として病院に就職。理由は、「スポーツ栄養士になりたかったら、栄養士としての仕事をすべて一人でできるようにしなさい。そして、人脈を広げなさい。」と大学の時の先生に言われたから。管理栄養士の仕事を経験するには、病院で勤めることがいいと考えた。

病院では、主に栄養指導と食事管理の仕事をしていた。調理はせず、数を管理したり調理師さんやパートさんに糖尿病食は何食出してね〜という指示出しとか。

ちなみに、管理栄養士が病院で働くには、

①委託給食会社に入って、病院に配属される。「委託の栄養士
→ほぼ仕事は調理。早朝出勤ありのため、近くに住むか、寮か。調理師さんやパートのおばちゃんたちにもまれる。給料も安めで残業が多いから病んでいく人が多い印象。いわゆる「現場」と呼ばれる仕事。

②病院自体に務める。「直営の栄養士
→主な仕事は栄養指導。大きい病院だと最初の何年かは現場への指示出しが多い。食札といった食事の内容と患者さんの名前が書いてある札にはる紙をパソコンに入力して印刷したり、特別食(ミキサー食や重湯 など)を準備したり(これも新人やパートさんがやることが多い。)患者さん向けの栄養セミナーをやったりもする。

狙うは小さめの病院の栄養士。

わたしは、栄養士の業務を手っ取り早く(当時はそう思ってた。。)覚えたい!と思っていたので、委託会社は行かず、就職浪人3ヶ月して直営の病院に勤めることに。

わたしが勤めたのは病床数140くらいの地域病院で、直営の栄養士は2~3名。新卒で勤め始めたのにも関わらず、1ヶ月ほどで一人で栄養指導を任されることに。ありがたい話でしたが、栄養指導前に患者さんの情報を収集しまくりーの、本を読み漁り。。肥満ならまだしも、腎臓病や肝臓病なら下手なことは言えない!!と必死だったな・・・。

そのおかげで、自分なりに試行錯誤してどう伝えれば患者さんにうまく伝わるか、新しいツール作りなど、工夫していくスキルが磨けたかなと思っている。これは今後のスポーツ栄養にも絶対的に活かされていた!!!・・・んじゃないかな。

まぁつまり、大きい病院じゃなくて小さめの病院に直営で勤めることができれば、栄養指導を早めに経験できるよってこと。

もちろん、大きい病院でも欠員があったり、運良く早めに栄養指導ができることもあると思う。けど、新卒すぐに栄養指導させてもらえる可能性は低いんじゃないかな。

病院で栄養指導をした経験」っていうのは、スポーツ栄養士じゃなくても管理栄養士で栄養サポートを今後仕事としていきたいならば、重要な通り道なのではないかなと思う。もちろんもちろん、それがなくたって、できないことはない。でもせっかく大学に通って、病院で経験をさせてもらえる資格を得たのなら、経験しないのはもったいない。と私は思っている。

そして、病院の仕事が終わってから、学生時代から働いていたオイスターバーで、キッチンの仕事をして料理の勉強(のつもり)。(19〜23時とかで入ってて、帰ったら0時半とか。)週末は、お願いしてサポートさせてもらうことになった、大学サッカー部へ栄養サポートの仕事を。

めっちゃ働いてるっしょ。笑 若いからこその働きっぷり!笑

病院→カレー屋→陸上実業団

そして病院を2年半ちょっとで辞めて(今思えば早すぎ)からは、ご縁あって、カレー屋の雇われ店長をやることに。これまた、会社自体も立ち上げだったから、すこぶる忙しい。しかも栄養士の仕事忘れるくらいカレーがジャンク。笑

スポーツ栄養の仕事したいのになぁ、、、と思いながらも決めたことだと思って頑張るが、どうにもこうにも事業がうまくいかない・・というところで、陸上実業団チームが新しく発足するから、専属栄養士、受けてみない?と声をかけてもらって面接に無事合格し、晴れてスポーツ栄養士に。

病院(23~26歳)→カレー屋(26~27歳)→陸上実業団(27~29歳)→29歳で結婚・出産といった感じです。長く続かないタイプですみません。汗

スポーツ栄養士とは自己申告です(爆)

わたし公認スポーツ栄養士の資格持ってないですし、スポーツ栄養士って勝手に名乗っているだけなんですよね😂

スポーツにちょっとでも関わっている栄養士であればスポーツ栄養士!

栄養士の資格がなくても、スポーツ栄養アドバイザー!

と活躍されている方はたくさんいるので、知り合いのスポーツやってる人に栄養のアドバイスをしていれば、もうすでにアナタはスポーツ栄養士(アドバイザー)👍

人脈、そしてやりたい気持ち!

実業団の陸上部が発足されるとき、実は2つの方面から声をかけていただいていた。ちなみに、その前の年には、プロ野球チームの栄養士にも声がけしていただいていた。
スポーツ栄養士の枠は、欠員が出たり新規に発足しない限り募集されない上に、こうやって、知り合いづてに声がかかるだけで一般応募などはほとんどされない。なので、スポーツ栄養士になりたいです!選手のサポートしたいです!!!と色々な人にアピールしておくことが、すごくすごく重要。

わたしは、いろいろな勉強会に行って事あれば仕事くださいのスタンスをとっていたり、ブログでスポーツ栄養士をやりたくて今こんなこと自分でやってますと書いたりと、勢いで頑張っていたな〜。

今のわたしが紹介できる立場だとしたら、やる気があって、しっかり学んで自分で考えて実行している人にこんな話あるけど、どう?なんて誘いたい。それを見える形にしておいてもらわないと、なかなか紹介しづらい。

わたしも、ブログとか苦手なんだけど、ね・・・・・・・

学びに終わりはない

まずはなんでもいいからやってみること。そしてスポーツ栄養は専属栄養士になりたい人が多いけど、決してなったことがゴールではなく、はじまりでしかない・・・。現実はそう甘くない。笑

コツコツ積み重ねて、自分のスキルをあげて経験を積んでいく。まだまだこれから。わたしもまだまだ10年足らずの経験でしかないけれど、参考になったら嬉しいです。

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