理解のある彼くんは救いになるのか

はじめに

あくまでこの記事は個人の主観と感想です!!
波に乗り損ねましたが理解のある彼くんの話はTwitterだと収まりきらないくらい思うところがあったので書き残しておこうと思ってこの記事書きます!!!

理解のある彼くんの定義とは?

  • 精神疾患、発達障害等の何かしらメンタルに問題のある女性のパートナー

  • 彼くんは彼女ちゃんの障害を理解している

  • それによって彼女ちゃんは幸せであったり、元気になりつつある

ざっとその手の漫画を見て回った限り最低条件はこんなものかと。
ただこの条件だと彼くんそのものよりもメンタル持ち女性がええかんじのパートナー見つけたというエピソードの方が重要視されているように思えました。

投稿されたエッセイ漫画を見て思ったこ

どのエッセイ漫画も彼くんの人となりが見えず、弱者の自分を助けてくれる便利マシーンにしか思ってないのではと邪推するくらいには彼くんの人間性は描かれないのは結構怖いなーと思いました。
しかも具体的に彼くんがどんな風に支援してるかも分かるような描写もない。
ぶっ倒れたら救急車、凹んでたら横にいるとか別に疾病についての理解でも何でもないやんけ!!!
健常者カップルとかでもそれくらいはするでしょ!!

彼くんの人格の描写の少なさが不気味

あくまで彼女ちゃんメインのお話だからそこまで彼くんの深堀りまでは求めないけれど、描き手の疾患などに対してどいういったフォローだったり対応だったりの部分の具体性の無さもさることながら
彼くんがこんな人間性だから上手くいったよ!みたいなエピソードがなさすぎるのが本当に怖い。
なんだ理解のある彼くん置くだけベープみたいなもんなのか?
設置するだけで効果出ちゃうの????いいなそれ!!!!!

つまるところ理解のある彼くん、ぶっちゃけ誰でもいいからパートナーほしいメンヘラに捕まった恋愛経験が少なそうなオタクくんなのでは?
と思っていたらそこそこバズってた理解のある彼くん漫画の方は離婚したりお別れしてました。
恐らく都合のいい彼くんも疲弊して都合の悪い他人になったのでは?
円満な別れ方と主張される方も居ましたがそわざわざそういうのSNSに報告しちゃうくらいには自己顕示欲は強めの彼女ちゃんなので
多少もめててもそうやって書きそう。
んで自慢話にしか見えない理解のある彼くん漫画とか描いて投稿しちゃうんじゃないのかなあ
こういう見せ方をすると上記のような印象になるという意味では勉強になるなあ

ここまで書き進めて薄々感づいてはいましたが
これは理解のある彼くんじゃなくて都合のいい彼くんだと思うぞ。

なんで理解のある彼くんは炎上したのか

当時は良く燃えていてみんないろんな不満があるんやなぁと眺めてましたが
炎上した理由は

  • ライフハックにパートナー作成ってなんやねん!!

  • 弱者男性に救いはねーのかよ!!!

  • だたの惚気じゃないか!!!

他にも色々あったけど個人的に印象に残ったのはこのあたり
私自身も当時独り身でADHDの診断が降りた直後だったので、せっせとライフハックやら対処法を調べてた時に
この手合いの漫画に行きついた時の憤りはありましたね。

弱者男性については私自身が女性なので全くと言っていいほど立場も環境も憶測ですが、確かに女性よりはパートナーの獲得は難しいとは思うのでそりゃキレるわなと思いました。

惚気に関しては恐らく創作ではなくノンフィクションで他人の幸せSNSでテロ的にぶつけたらキレたくなる気持ちも分からんでもない。

要は、見た人が良かったねと思うよりは、自慢されたという感覚の方が強くなるような見せ方をしてるのが火種になったのではないかなあ。
しんどいときに私は理解のある彼くんがいまーすwwwってされたらそら気分悪いわな。

そもそも理解って何を理解したら理解のある彼くんなの?

ブラボで啓蒙を高めた彼くんではないことは確かですが
啓蒙カンストしてそうな彼くんのイラスト見たときめちゃめちゃ笑っちゃった。

おおよそここで求められる理解とは

  • 疾患、障害についての理解

  • 上記の症状に対する対応の理解

だと思ってたらどうやら理解善意のある彼くんに求められる理解と呼ばれているものの本質は

  • こんな私でも好いてくれる彼くんでいること

  • 弱くても支えてくれる彼くんでいること

こういう風に見えてしまったいたのでまあまあ炎上したよね。
彼女ちゃん自身が何か頑張ってる事とか対処してる事の描写が少しでもあればここまで燃えてないと思う。
描写の仕方が実際はそうじゃなかったとしても一方的な善意の搾取にしか見えないのが問題なんじゃないのかなあと。

おわりに

実は私自身もADHDで先日結婚したのでいわゆる理解のある彼くんとやらと生活してるようなもんですが、
当事者として彼くんだけではなく友人などに求めたいのは障害の理解は優先順位としては低くて、もしこれは障害によるものなのかただこいつがそういう人間なのかとか思ったりで分からないことがあれば聞いてくれたら答えるのでがんがん質問してほしいなと思ってます。
失礼かなとか思わないんで聞いてくれた方が本人が考えてることが変えてっ来ると思うので結果として相互理解が進むのでコミュニケーションも円滑になると思うんですよ。
ADHD関して言えるのはピーキーなステ振りしちゃった人間なので奇異にはうつるとは思いますが自分みたいな言語理解特化の人間はいろいろ聞いてくれると嬉しいし、考えるきっかけになるのでどんどん絡んでみてほしい。

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