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結婚式の写真があんまりだったと聞いて

こんにちは。Rome .photographのmisatoです。

先日、お世話になっている方(新婚さん)と話をしていたら「結婚式で写真を撮ってもらったんですけど、なんだか思っていたのと違っていて。別に私は写真にこだわりがあるほうではないと思っていたんですけど…。」という会話に。

結婚式の写真は式場が提携していたフォトグラファーに依頼をしたとのことで、Romeを開業する前は結婚式場で写真撮影をしていた私としては身につまされるような話でした。

そして、その方は結婚式の写真を撮ったことではじめて、フォトグラファーによって写真の仕上がりが変わるということに気付いたんだそう。
実は同じような経験をしたことがあるという方は結構多いのでは、と私は思っています(たまにそんな話が耳に入るので)

今はSNS等を通じて、どんな写真を撮っているフォトグラファーなのか知ることができます。でも自分が撮ってもらったらどんな感じになるかって実際、撮られないとよくわからない。誰かが撮られている写真を見て素敵だと思っても実際自分が撮られたときに好きだと思うかって微妙にズレが生じるものだと思っています。そこが私も撮影を提案する上で難しいと感じている部分。
その相違を減らすためにも撮影会という形で撮影をお試しいただける場、実際にお話をしてコミュニケーションを取れる場を作ることが私にとってはお客様にできる提案のひとつです(だから検討してくださってる方はぜひ撮影会にも参加してみてくださいね)

ただ撮影会のようなお試しを行っていないフォトグラファーやフォトスタジオもあると思うので、その場合はどうやって選んでいけば良いのでしょうか。
具体的な例でお話しした方が伝わりやすい気がするので、私が結婚式を挙げた時の話をさせてください。

私には結婚が決まる前から素敵だなと思っていたヘアメイクさんが居ました。いつ見てもすごく素敵。でも、その人に依頼したら絶対しっくり来ないという自信もありました。技術が素晴らしくて素敵だと思うけれど、しっくり来ない。それってなんでだと思いますか?
その理由はそのヘアメイクさんが得意なシチュエーションと私にしっくり来るシチュエーションが違うから。

そのヘアメイクさんが特に得意としているのがホテルウェディングでした。ロケーション撮影でいうと東京駅も得意なはず。クラシカルで華やかなヘアメイクを得意とされているのはSNSからも伝わってきました。
でも、私はといえば格式高いホテルの雰囲気はちょっぴり苦手。実際にホテルウェディングもせっかくだから記念に行ってみよう!と思い見学には行ったものの、なんだか落ち着かなくて私には向いていないなと再確認していました。どちらかというともう少しカジュアルな雰囲気が私は好き。最終的に選んだのも、料亭での少しカジュアルな結婚式でした。

だからそのヘアメイクさんのことは見ている分には素敵でわくわくするけれど、私がやってもらうときっと何かしっくり来ないと感じていたのです。

そんなのやってみないとわからないのでは、と思うかもしれないけれどこれまでもたまに撮られる経験をしにフォトスタジオに行っていたこともあるので素敵としっくり来るってやっぱり違うんだなって私自身、体験したことがあります。
何度見たって素敵って思うのに、自分が撮られたらなんか違うって変な感じです。

さて、写真の話に戻しましょう。

例えばフォトグラファーといっても「広告」「ウェディング」「建築物」「商品」など、撮影しているものは様々です。肩書きは全員フォトグラファーでも、得意な撮影が異なります。
そしてウェディングのなかにもロケーション撮影の自然な雰囲気が得意なフォトグラファーやフォトスタジオで照明を組んだ撮影が得意なフォトグラファーなど、細部を見るとさらに得意分野は異なるのです。

お互いにとって悲しい結末にしないためには、自分にしっくり来るものと相手の得意が合致していること。得意な人に得意なものを頼むこと。シンプルだけど、やっぱりそれが大事だと思います。

自分にしっくり来るものの見つけ方は別の機会にでも。



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