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撮影スイッチをON・OFFする理由

こんにちは。Rome .photographのmisatoです。

以前、フォトコラムで「息をするように写真を日常的に撮る人とスイッチを入れて写真を撮る人が居るらしい」という話を書きましたが、その話が気になる!という声をいただいたので今回はその話をもう少し。

私は息をするようには写真を撮れないタイプ。だからお散歩に行くからカメラを持っていこう!ということができません。
撮影があるからカメラを持っていく。カメラマンモードのスイッチをONにしてから撮影に行っています。

無意識にそこから撮影スイッチがON・OFFと切り替えられるようになり、今は撮影スイッチがあると自覚があります。とはいえ、明確に切り替えていると言えるほどの自覚は強くなく、撮影していると固形物を食べなくなったり(水分は摂取します)、神経が撮るものに常に向かっていたりするからスイッチONになっているんだろうなと思う程度。

「写真を撮る人には2種類の人がいる」より

スイッチをONにする理由はシャッターチャンスを絶対に逃したくないから。一択。

例えば、結婚式の撮影。私が気を緩めた瞬間にシャッターチャンスが起こったらそんなの目も当てられない。想像しただけで絶望するし、無理。
私の神経はすべてその瞬間の主役に尖らせていたいからこそ、固形物も食べられないというわけです。

ちなみに結婚式の撮影では食事のご用意は丁重にお断りしていますが、様々な事情でお食事が用意されている場合もあります。
その場合は食事を無駄にしたくない、廃棄にはさせないという思いが強いので半分だけ椅子に座っていただいています。本当にお行儀が悪くて申し訳ないのですが、私が食べている間にシャッターチャンスがある可能性ゼロじゃないのでゆっくりカメラを置いて、座って…ということができないんです。
カメラは肩から降ろさないし、目線は主役を追っているけど、それでもできる限りおいしくいただいているつもりです。そしておいしくてメニューをチラッと見ることももちろんあります(でも、料理を作っている方には申し訳ない気持ちです)

それくらい神経を尖らせて撮影には挑んでいます。お客様からしたら、そこまでして欲しいなんて求めていないかもしれません。私がプロとしてそうしたくてやっているだけなのでただの自己満足。

カメラマンって結婚式もたくさん撮影に行くから何度もやっているでしょ?って言われるかもしれないけど、私にとってもそのお客様の結婚式は1度きりなので慣れるも飽きるもないんです。
ただただ目の前にいるふたりの大切な1日を私も特別に思っているし、ゲストのみなさんが主役のふたりを大切に思っているその気持ちを私は写真に残したいから。

だからこれからも神経はしっかり尖らせて。自己満だけど、撮影させていただく相手にそれだけ向き合っているカメラマンとしての私のことが実は好きです。

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