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身内介護がだぶるときの工夫年末編

身内介護がだぶっていると、毎日が早いものです。
今現在、継続されている人には、お疲れ様の気持ちをお送り致します。
仕事を辞めて介護に専念していても結構忙しく、痩せたりするものですが、
パート仕事をしながらなら、いくらか楽。そして福祉サービスを利用しているなら身体は少し楽でも、スケジュール調整が大変。これで、フルタイムや時間の変則的な仕事をされながら介護もされているなら、どんなに大変なことでしょう。

年末になり、季節の行事や大掃除もしたい。
とは言え、いつもどおりには行きません。
ささやかながら気の持ち方が大切になってきます。

1.協力してくれるご家族や親戚がいらっしゃるなら、お掃除の一部を今年     
  はお願いする。そのときに、自分は、介護されている身内の布団カバー
  の交換や布団乾燥を終える。替え用の布団がある場合は、自宅まで取り
  に来てくれる布団の丸洗いを頼んでもいいと思います。
  大切な身内のために、お掃除はしっかりとしないと!!とお考えですか?
  ご自分に疲れをためこまないようにしながら、思いっきり感謝の気持を
  こめるのもまた良いと思います。

2.食事は、自宅にいる人の楽しみです。
  食べる人の嗜好を確認した上で、ある程度出来たお惣菜も活用しながら 
  バランス良く組み合わせて柔らかく煮直し、青菜のおひたしやマッシュ
  ポテト、大根おろしの酢の物等簡単なものを手作りで何品か添える。
  マッシュポテトの上に塩イクラを何粒か乗せるとお正月感が出ますし、
  美味しいものです。その際、マッシュポテトには少し牛乳かお湯を加え
  ふんわり柔らかくがポイントです。青菜が嫌いという方用には冷凍枝豆
  を活用したお惣菜も簡単で彩りを添えてくれます。

3.水分を自由に摂取できない、食事はエンシュアリキッドと、裏ごし食品
  という方もいらっしゃることでしょう。そうなると食事の楽しみが減っ
  てしまいますが、彩りや好きな物の裏ごしでお正月感を出してあげたい
  ですね。目の見えない身内には、説明や会話もありがたいようです。

4.台所の換気扇掃除や窓拭きは、暇な時間が出来たときに回し、介護者も
  ゆっくりした時間を持ちましょう。
  介護者がホッとし元気でいてくれることが、気難しくなっている身内で  
  あっても介護者を可愛いがってくれた親にとってもありがたく、安心に
  繋がっていきます。また、自分の楽しみをしっかりと楽しんでくれてい
  るというのが伝わると、介護されているグチの多い身内であっても気持
  ちが軽くなるようです。

5.工夫できることはまだまだありますが、簡単に美味しく季節感も出し、
  手をかけすぎずこざっぱりと過ごしやすい環境に!!
  介護者の気の持ち方が肝心です。
  身内の家と家の移動にもどうぞお気をつけください。

  そして、痰の吸引を自宅でされている場合の器具洗浄や、ストマの交換
  服薬が多い等で注意力と手間をかけている介護者の方もいらっしゃると
  思います。
  毎日の手を抜けない介護を継続されながら、ご自分も時間を見つけて休
  み、好きなことをして笑ってくださいね。
  介護されているお身内も一緒に笑い合えれば何よりです。


  
  

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