シティはこうやって苦しませるシメオネの策〜アトレティコマドリードvsマンチェスターシティ

チャンピオンズリーグ2ndレグ
アトレティコマドリードvsマンチェスターシティ
0-0 

アトレティコは180分のマネジメント。1stレグは耐える。2ndレグ,ホームでの後半に全てを懸けた。相手がシティだからこその戦い方と言えるだろう。180分のうちの45分で勝負をかける。インテンシティの高く,個の能力も圧倒的なシティに対して真っ向勝負はしない。シメオネらしかった。負けはしたが,今シーズン最もシティは苦しんだ試合となった。

スタメン

マンチェスターシティは、前半20分過ぎ、フォーデンとベルナルドの位置を変えた。中盤でのボール保持の強化、サイドからの攻撃、カウンター、背後、裏への飛び出しを狙いとして変更したのだろう。アトレティコマドリードは、中盤ミドルゾーンセット、5-4-1.中盤の裏、スペースを与える場面もあったがプレスバックでしっかりと対応。センターバックも降りるデブライネ、ギュンドアンを捕まえに行き、中盤でのスペースは使わせなかった。

アトレティコの守備とシティのボール保持
〜勝負の後半,前半とは異なる前からの守備〜

アトレティコは、後半に入ると4-4-2気味でプレスをかけた。プレス位置を上げた。コケ、またはルマルがセンターバックまで行くようになり強度高く、はめに行った。良いプレッシングだった。これにより高い位置で引っ掛けることができ、シティは前進できなかった。

アトレティコの攻撃とシティの守備

アトレティコは、攻撃時、4-3-3.前半からジョアンフェリックスを起点として攻撃が行われる。フェリックスは、ボールを持つと時間が作れて、個人で剥がせた。背後へのアクションも多く、脅威となった。アトレティコは、ボール保持において、プレスを個人、組織でも外すことができた。ロディがウイングとなってアーリークロス、ディフェンスラインの背後を狙う。また、カンセロとマルコスジョレンテのところ、右サイド高い位置にロングボールを放り込んで、セカンド、背後という場面も多く作り、攻め込んだ。
アトレティコの個のレベルの高さ、180分のマネジメント、後半でのインテンシティの高さ、シティは苦しめられた。後半はアトレティコが圧倒したと言えるだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?