王者の戦い方 リバプールvsベンフィカ

チャンピオンズリーグ2ndレグ
リバプールvsベンフィカ 3-3

リバプールはスタメンを大幅に変更し、主力を温存した。FAカップのシティ戦を踏まえた上での選択だっただろう。それでも,大胆なことをした言えるだろうユルゲンクロップ。ベンフィカも粘りは見せたが,及ばず。リバプールの層の厚さ,強さを痛感した試合となった。

スタメン

 リバプール
序盤、先制するまでのリバプールは、いつも通りのプレッシングを行った。フィルミーノはアンカー気味のヴァイグルを消し、ウイングがサイドバックを消しながら、センターバックまで出ていく。リバプールは、コーナーキックから早い時間に先制。コナテの強さがまたも発揮された。先制してからは、中盤ミドルゾーンで構えてナビケイタがセンターバックまで出ていく。サイドバックに対しては、インサイドハーフが出ていく場面も多くなり、先制したことでハイプレスを行うことはなくなった。加えて、最大の脅威であるヌニェスに対しては、ジョーゴメスはヌニェスにマーク(後半)。早い時間に先制したことでベンフィカのメンタルも難しいものとなってしまった。攻撃では、フィルミーノが降りてきて中盤で数的優位を作ること、ターブラトが前に出たときのヴァイグルの脇のスペースを使うことで中盤で優位性を持った。相手のミスからもゴールを奪い、勝ち切りに成功した。

ベンフィカ
ベンフィカは、早い時間に先制を許し、メンタル的に厳しい中、反撃する。4-4-2または、4-2-3-1のブロックで、2トップでアンカーを消しながらのプレス。時よりエヴェルトンがセンターバックまで、プレス、縦スライドして、ジウベルトがサイドバックまで出て、センターバックのオタメンディがウイングのジョタまで出ていくというハイプレスも見られた。攻撃では、リバプールのディフェンスラインの背後を何度も狙って得点も返したが及ばず。差を見せつけられた。


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