![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84841582/rectangle_large_type_2_d72e6b3521023d279a3921e1881f19b1.png?width=800)
素晴らしいのその先
プレミアリーグ第2節
チェルシーvsトッテナム 2-2
前半はチェルシーが圧倒した。プレッシングにも工夫が見られ,トッテナムの前進を止めた。トッテナムは,後半のシステム変更でリスクを冒しながら同点に。また,そのリスクと共に勝ち越される。しかし,セットプレーでなんとか追いついた。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84842159/picture_pc_47fa2f0f60470b050fccbab7bbc3deba.png?width=800)
チェルシーに不利に働いたジャッジがあったという議論も巻き起こっている中,勝ち点1を分け合った両者。監督も大きく衝突した。その中でも,レベルの高い試合だった。世界のトップレベルの試合だったことに間違いはないだろう。
トッテナムの守備とチェルシー
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84842515/picture_pc_80725981e19c0f42d21ec2eb984b789b.png?width=800)
トッテナムは,いつも通りの5-4-1のコンパクト
な陣形で,自陣でブロックを形成する形で守った。相手を引き込んでから、ケインを基点としたカウンターを狙った。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84842968/picture_pc_0d0a1b600ed82974b109dd634ad1d458.png?width=800)
また,ハイプレスも行った。トッテナムのハイプレスは,フォーメーションを崩すことなく、そのまま相手陣内でマンツーマン気味の守備を行った。3トップがそのまま3バック,中盤,ウイングバックもそのまま捕まえてプレスに出た。
トッテナムのハイプレスに対してのチェルシー
チェルシーは,ハイプレスを回避するための策として,ロフスタチークの起用がある。ロングボールでフィジカル的に優れたロフスタチークに当てて,セカンドを作る。また,ロフスタチークがボールを持てば時間も作れるし,運ぶこともできる。
ビルドアップでは,リースジェームズを右サイドバックに出して,チアゴシウバ,クリバリの2センターバックという4バックの形を取った。4バックにズラすことで,相手のプレスのハマりを回避した。
トッテナムの狙い
トッテナムのストロングポイントは,カウンターである。ケインが降りて起点を作り,ウイングのソンフンミン,クルセフスキが背後へ飛び出す。ケインから背後へのアクションを起こしたソンフンミンという形でチャンスも作った。
チェルシーのカウンター対策
チェルシーのカウンター対策のひとつは,人選にある。リースジェームズを3バックの一角として起用した。ソンフンミンへの対応,スピードを考えてリースジェームズを3バックの一角として起用した。
また,押し込んだ攻撃を行った際の守備への切り替え,準備である。クロスを入れて,跳ね返されたり,ボールを奪われた時,セカンドボールを常に狙い,回収する。もしくは,素早くプレスをかけて攻撃の芽を摘んだ。特に前半はこれらのプレーが目立った。
チェルシーの守備
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/84843989/picture_pc_3811c0444ff2087d69b9d932e8e94f6a.png?width=800)
ハイプレス
まずダイアーは,基本フリー。スターリング,ハヴァーツは,ロメロやベンデイビス,またはキーパーまでプレスに出る。中盤は,マウントがベンタンクール,カンテがホイビュアを捕まえる。ジョルジーニョは中盤で余り,カンテやマウントがプレスに出た時に埋めたり,ケインに起点を作らせない役割を担う。ウイングバックは,相手のウイングバックをそのまま捕まえる。
ハヴァーツやスターリングがプレスを行い,サイドに追い込めば、カンテやマウントも連動。それに合わせて他も連動していく。特に前半はこのプレッシングでトッテナムを苦しめた。
とてもレベルの高い試合だった。最後に追いつけるトッテナムもさすがである。両者,シティ,リヴァプールと優勝争いを繰り広げることも可能だろう。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?