強いものが勝つんじゃない ビジャレアルvsバイエルンミュンヘン
チャンピオンズリーグ1stレグ
ビジャレアルvsバイエルンミュンヘン 1-0
ビジャレアルは早い時間に先制し,その一点を守り抜いた。守り抜くだけでなく得意のビルドアップも上手く行った。やはりジェラールモレノは違いを出せると感じさせられた。ジェラールモレノとパレホはこのチームの鍵を握っている。バイエルンは, 前半は特に良くなかった。攻撃において,いつものような押し込んだ展開,チャンスも作れなかった。後半は改善されたが得点出来ず。ホームでの逆転を狙う。
ビジャレアルは十分バイエルンと戦えた。点差をもっと広げられたかもしれない。チャンスも作り,2ndレグにも期待を持てる内容だった。ビジャレアルは,ビルドアップ,攻撃ではいつもの左肩上がりの陣形は取らなかった。しかし,ビルドアップで十分前進することができた。パレホはビルドアップの出口となり,パレホからの展開は攻撃の始まりである。ジェラールモレノはボールを奪われず、起点となる。ジェラールモレノがサイドに流れると,空けたスペースにロチェルソが入る。良い連携が見られた。この形から得点も奪った。ビジャレアルの下からの運びだし,ビルドアップでは,パウトーレスのロングボール,サイドチェンジ,キーパーからセンターフォワードへの鋭いロングボールなどで上手くプレス回避した。後半は押し込まれたが,その分空いたスペースを使ってカウンターでチャンスを作った。
一方,バイエルンはいつも通りの攻撃は出来なかった。特に前半が悪く,後半にも影響した。ビルドアップでは,パヴァール,ウパメカノ,リュカ,降りるキミッヒ,ノイアーで行う。デイビスは高い位置を取り,3バックを形成。キミッヒにパレホがマークするが前線に多くの人を置き,押し込むことには成功し,良い形も作ったがビッグチャンスは作れなかった。引いた相手に手こずった。守備でも,人を完全に捕まえることはなく,強度高いハイプレスは行わなかった。2ndレグの戦い方に注目したい。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?