ユベントスvsインテル　〜内容より結果を求められる中で〜

セリエA
ユベントスvsインテル　0-1
大一番。ユベントスは今シーズン1番のパフォーマンスだった。苦しみながらもなんとか耐えたインテル。優勝への望みは繋げた。

ユベントスは押し込み，推進力があった。チャンスも作り，攻め続ける展開の中でのPK。勿体なかった。守備でも高い位置からはめに行き，インテルのビルドアップ，前進を防いだ。内容面ではユベントスは今シーズン1番よかったと感じるが、耐えたインテルも流石と言わざるを得ない。

ユベントスのプレッシングとインテルのビルドアップ　ゴールキック時

ユベントスは守備時では4-4-2。ヴラホビッチとディバラでアンカーのブロゾビッチを消す。前から強いプレッシングを行った。
インテルはこの守備に対していつものビルドアップ。前進，ひっくり返してチャンスまでは持っていけなかった。苦しんだ。ドゥンフリースが高い位置をとることで引きつけた中で空くサイドのスペースをバレッラが流れてきて使うという工夫も見られたが、良い時のインテルのビルドアップでは無かった。ひっくり返してチャンスを作るビルドアップは出せなかった。
ユベントスは、攻撃ではやはりヴラホビッチとディバラ。ビルドアップではディバラが出口となって，ディバラが降りてきて展開という場面は多い。ヴラホビッチはユベントスがボールを奪ったら背後へのアクションを入れる。裏への抜け出しを行う。そこで下がったディフェンスラインの手前のスペースをディバラ，モラタが使う。深さを出す作業をヴラホビッチは常に行う。また，ポストプレー で起点となってからの展開も行う。全体的に攻撃のバリエーションも多く内容としては良かったが勝てなかった。ユベントスにとっては大きな敗戦。インテルにとってはなんとか耐えて，勝ち点3。大きな勝ち点をインテルとしては得た。