革命だ・その9。日本も大統領制がいいと思うのだがどうだろう。大統領に関する記事最終章です。日本でも大統領制が導入されたら、国民全員参加の国民大会議の形相を呈するだろう。それが新しい日本を生み出すと思う。

先の記事の続きです。

本で考え方を知り、ネットで感性を知り、言説で人となりを知る。

 日本大統領になろうとするものは、今までと同じく第二十一条の三
『選挙期間中に演説を行い、実際に市民と触れ合い、対話出来る機会を設けなくてはならない』とあります。
 実際に接することで、その人となりを見る機会になります。
 
 本で考え方を知り、ネットで感性を知り、言説で人となりを知る。
 
 この三つで、国民は、どの候補者が、大統領にふさわしいかどうかをある程度判断出来るのではないでしょうか。その上で投票する。
 政治家や学者だけでなく、国民全員参加による話し合いにより、新しい憲法が定められ、その施行までの期間に大統領選挙が行われる。
 選ばれた大統領がこの憲法に書かれた事を実現するために仕事する。
 日本国大統領をどうやって選ぶのかは、この条文通りですが、
 もう一つ重要なことは、その選挙期間です。

日本・大統領選挙期間は国民大会議の形相なるんじゃないか。


 出馬するものは、全てを書いて書物により示しておかなくてはいけない。 そして、常に意見を発表し有権者との対話媒体をネット上に設置し、演説等の計画もいる。その準備期間。
 そして、有権者は、候補者の本を読み比べなくてはいけない。
 ネットでの意見、演説等も見なければいけない。
 もちろん、それらはまとめて報道されるでしょう。
 しかし、それでもかなり時間がかかるでしょう。
 その選挙期間をどうするのかは、かなり重要になると思います。
 この憲法では、第二十一条の七
『その他要件は、大統領選挙法により定める』
としています。

 憲法を定めれば、同時に大統領選挙法も定め、期間をきめなくてはいけません。
 選挙期間は、今のように告知から数週間では無理でしょう。
 三ヶ月程度は必要になるのではないでしょうか。
 
 その期間、ネット上は、誰が良い、悪い、どの候補者がどこの演説でどう言った、それに対する賛成反対の意見。
 日々、何十、何百万件という書き込みがホームページ、ブログ、ツイッターなどのSNSで行われ、凄まじい議論が起こるでしょう。
 
 日本人は、自分から何かを始める、主体性は少ないけれど、何かが始まれば、流れに沿うように積極的に参加する国民性だと思います。
 国民大会議を経て行われる大統領選の数ヶ月は、まさしく、この国始まって以来のお祭り騒ぎになると思います。
 そして、それが終ればこの国は、全くそれ以前とは違うものになっているように思います。
 新しい日本が産まれていく瞬間だと思います。
 大統領の任期は、第二十七条(憲法全条文掲載参照)に任期は
『四年とし、再選は一度までとし、八年が最長任期とする』
としていますが、これは議論が必要だと思います。
 もっと、長期的視野に立って、国の行く末を考え政策は打っていくと考えれば、最初の任期を六年とし、再選は三年の計九年、再選も六年にして十二年という長期期間を与えるのがいいという案もあるでしょう。
 逆に、大統領になった人が、その任に堪えられる人でなかった場合、六年は長すぎます。その場合を考えて、三年ごとに承認するのかしないのか、〇と✕だけの投票を行ってもいいと思います。
 議論のあるところだと思います。
 
 長くなりましたが、大統領に関する記事終わります。

参考文献

大統領に関する条文だけでなくすべて条文もいづれnoteにアップしたいと思っていますが、先日出版した自著に、全文掲載していますので、一度見ていただけると嬉しいです。


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