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「この問題、声を上げるべき?」を判断するコンフリクトマネジメント

この記事は、「この問題、声を上げるべき?」と迷った時の判断に役立つ内容です。

日々の生活の中で「この問題を、報告するべきか?」「この心配を、人に言うべきか?」迷われる事のある方にお勧めです。

結論
1.自身のパフォーマンスに変化が出るなら、声を上げよう
2.良心が痛むなら、声を上げよう
3.無力に感じるなら、声を上げよう

1.自身のパフォーマンスに変化が出るなら、声を上げよう

周りの人間関係や環境に不安な点があり、それが自身のパフォーマンスに悪影響を及ぼしているなら、声を上げましょう

たとえ胸にしまっても、不安は無意識に態度や表情に出ます。関係が難しくなった上司やクライアントの態度からよそよそしさを感じた事はありませんか?

隠してるつもりで、実は表情や態度で見分ける事が出来るものです。そしてぎこちない雰囲気は更なる問題に繋がります。

自分のパフォーマンスに影響が出ていると感じる時は、身近な人に相談しましょう。

2.良心が痛むなら、声を上げよう

スタンレー・ミルグラムという研究者が権威に対する服従について実験を行い、人は権威を前に正しい判断が出来なくなる事を証明しました。

彼は一般の人をくじで「生徒」「教師」に分け、「生徒」には電気ショックを、「教師」には電気ショックのスイッチを渡しました。そして「教師」役に電気ショックのレベルを徐々に上げさせていきました。

実は「生徒」役に電気ショックは繋がれておらず、スイッチが押される度にあらかじめ録音した人の苦しむ声が流れるだけなのですが、、、その声を聴いた教師役が実験の続行を拒否しようとする意思を示した際は、白衣を着た権威のある博士らしき男が感情を全く乱さない超然とした態度で

続行してください。
この実験は、あなたに続行していただかなくてはいけません。
あなたに続行していただく事が絶対に必要なのです。
迷うことはありません、あなたは続けるべきです。

と言います。

実に半数以上の人が用意されていた最大V数までレベルを上げ、「生徒」役の声が苦しみ⇒叫び⇒無言に変わるまで継続したそうです。

振り返ってみると上司や家族の圧力を前に正しい決断が出来なかった時はありませんか?

権威に従うのではなく良心に従い、声を上げましょう。

3.無力に感じるなら、声を上げよう

最後に、自分では状況を変えられないと思う時は、声を上げましょう。

時々私達は「彼は頭がおかしい」「あの上司は説得する事は出来ない」と悲観的になり行動する事を諦める事があります。

しかし、多くの状況においては状況自体が問題なのではなく、適切にハンドルできていない私達に原因があります。不満ではなく声を上げる事を意識しましょう。

以上です。

自分のパフォーマンスに影響が出る時、良心が痛む時、無力に感じる時は身近な人に相談をしましょう。

この記事が皆さんの役に立つと幸いです。