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今は亡き婚約者

自分は今から6年ちょっと前に、結婚を前提としてお付き合いしていた彼女がいました。その子とは、友達としての付き合いが10年程あり、6年ちょっと前に自分から結婚を前提としたお付き合いをして欲しいと告白をし、お付き合いする事になった。
今日、ふと写真のデータを整理していた際、以下の写真のデータが出てきた。折角なので、このnote限定で公開します。

付き合って一ヶ月記念に撮影した写真。自分は、今よりも10キロ以上太っていたので、顔が丸い…。

友達の頃も付き合ってからも、彼女は写真を撮られる事を嫌がる子でした。
なので、唯一彼女が映っている写真はこの一枚のみしかない。
今思うと、彼女が何故あんなに写真を撮られるのが嫌いだったのかは理由は分からない。とにかく、カメラ等を向けると顔を背けてしまうのだ。
なので、この写真は物凄く貴重な一枚。
何故、あれほど写真を嫌がっていた彼女が一緒に写真を撮ってくれたかというと、実はこの時、彼女へ結婚のプロポーズをしたのだ。その記念として、最初で最後となったツーショット写真を撮ったのだ。

そんな彼女だが、自分と交際し始めて数カ月後、急逝してしまった。
38歳という若さで。
悲しかった…とにかく悲しかった…。
ただ、今思い出せる記憶はそれしかない。

それ以降、自分は恋人や好きな人を作らないようになった。
現在、48歳で来年の2月には49歳を迎える。
過去に、自分は二度の結婚の失敗をしている。
子供はいない。
ただ、今一つ言える事は、この先「もう人生の伴侶と呼ばれる相手は作らない」という事。それだけだ。

老後が寂しいのでは?という意見も聞く。
確かにそうかも知れない。
だが、大切に思っている人を亡くした時の悲壮感は、もう二度と合いたくないだけ。

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